ビーチボーイ&ビーチガールのクロニクル

南国ビーチで、ゼロからリゾートを建設し、営業し暮らした記録です

玄関柱のデコレーション

(玄関柱に貼る石材)



何と言って説明したらいいのか。


まずは写真を見て欲しい。


(こういう箱に入って売っている『イーズィーロック)


画像にあるように、平面(FLATS)用と角(CORNERS)用に分かれている。


一応、それぞれ必要量を計算して資材店で購入した。





(いろいろデザインやカラーがある、サマーストーンという色を買った)




(こういう風に使う)


クラブハウス玄関の入口。


(だんだんとこうなってくる)


ただ並べるだけではダメ、センスが必要だ。


色や形も石ごとにバラバラなので、上手く組み合わせ、且つサイズ合わせもしないといけない。


『ウデの見せ所』と云うやつだ。



(担当はロッキーとジェームスにまかせた)


この二人なら、任せて安心というか、あとで剥がれ落ちるようなことはまずない。


(センスがいいのか?・・わからない)


分からないところが良いのかもしれない。



(正面の縦柱を施工中)


(全景)


(仕上げ前)


仕上げに、石壁と同じアクリリックエモルジョンを塗っていくと・・・・






まったく、アクリリックエマルジョンとはスグレものだ。


オマケに安価。





こういうツヤが出てくるのだ。


施工用に石と同色のセメントを売っているが、ウチは経費節約でセメント粉で貼った。



また石の色や表面の具合も、各種揃っている。


欠点は、値段だ。


(*以下は10数年前の値段でして、今は多分3倍はするかも)



1箱が1㎡用で、1300ペソもする。


クラブハウスの玄関柱には、6箱使った。


しめて7800ペソ(19500円←これも当時のレート)。


フィリピンの物価からするとかなり高い。


ほかに運び賃、職人手間賃、セメント代などもかかる。




コレをふんだんに使っている豪邸を、たまに見かける。



ところがほとんどの庶民は、バラック(小屋?)みたいな家に住んでいる。


田舎の庶民(ほとんど貧困層)はまだ良いが、都会の貧困層は住環境や衛生状態も悪いし、不幸という感が否めない。


それでも多くの人が都会を目指す。


田舎は喰ってのんびり暮らすことは容易いが、仕事がない。


都会に憧れたり、一旗揚げたい若年層は大都市を目指す。


同じ低収入なら、田舎のほうがよほど幸せに暮らせるのに、と私などは思う。



しかし、全く貧富の差が激しい国だ。


日本もやがてそうなるのか。


あるいは既にそうなりつつあるのか。



*以上は10数年前の記述なのですが、図らずも現在、既に日本は貧富(収入?)の差が激しい国に成りつつあるようです。『格差社会』と云われているが、バブルの頃の『総中流社会』なんて、もやは大昔のお話しなのでしょうか。

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