スピンオフしたスタッフたちの仕事
(コテージ内のシャワー&トイレの床のセメント打ち)
この後、壁をモルタルで塗ってイタリアンタイルで仕上げる。
さて、ビーチコテージの屋根葺きにスタッフ6人をアサインして、残りの人数は別の作業をお願いした。
何故なら、普通の『職人』つまり大工や左官、土工は、ニッパ葺き作業があまり得手でない人が多いからだ。
中には器用なオールラウンド人材もいるが、『適材適所』、得意な者に任せたほうがベターだし、ご本人の為にもなる。
こちら(↑)は、コテージのビーチ側に作る”テラス”の基礎作業。
まず溝を掘ること。
『ヘルパー』で十分できる肉体労働。
(型枠組んでセメントを打った・・・基礎作業中)
上はコテージ内の簡易キッチンの制作。
これもモルタル&タイルで仕上げて、小型調理台・シンク・コンロを設置する。
ウチは、日本食と日本人向きのフィリピン料理を提供するつもりだが、お客様が自分の好みの一品を持って来ても、調理できないとお客様は困るからだ。
今の日本の建売りやらハウスメーカーの住宅は、2か月前後で出来上がるようだが、コチラはこんな具合なので年月が掛かる。
もっとも、コチラの田舎の庶民の家などは『いつまでも出来上がらない』というケースもよくある。
これにはカラクリと云うかワケがある。
ちょっとおカネが貯まると砂利買って、次には砂買って、ブロック買って、セメント買って、基礎を作る。
資金が無くなったら、次におカネができるまで工事は中止。
冗談のような話だが普通にある。
なぜそうなるかと云うと・・・・
・建築資材は年に何度も値上げされるのが常だから、早めに買っておいた方がイイ。
また一度作ったコンクリートブロック造りの家は、直し直し使えば一生使えるから、仮に2世代がかりで完成させても、つまり何十年かかっても問題ない。
あの”サグラダファミリア”と同じ?思考だ。
・銀行、特に田舎の銀行など全く信用できないから預金できない、もともと貯蓄の習慣はない。
今はどうか知らないが、以前は田舎の銀行は入金は出来るが出金は難しい=「何月何日に幾らおろすからという『予約』をしないと無理。
何故なら強盗やスタッフに盗まれる心配があるので、現金はすぐ都会の本店に送られれてしまうから。
そして比国の中小の銀行は、しょっちゅう潰れて無くなる。
さらに、セーフティーネットも無い。