引越し疲れのフウテンオヤジ
疲れた~ぁ。
そろそろ倒れたいと思っている。
実は、ようやく現場の近くに引越したのである。
仕事をやめて建築現場に専念すべく、徒歩1分のところに、格好の仮住まいを見つけた。
こんな田舎には、我々のような日本人が住める家などなかなか無いのだが、ある日本人の方のご好意で部屋を貸してくれる事になった。
渡る世間は鬼ばかりなどと云う言葉もあるようだが、私に限って言えば、情け深い人達ばかりと巡り逢っているような気がする。
とはいっても、仕事のかたわら引越し準備など、老いぼれフウテンオヤジには荷が重過ぎてとても大変なのであった。
仕事はムチャ忙しい。
おまけに、奥様Mは例によって、忙しくなると病気になるという癖があり、今回もバクテリアがどうしたこうしたと、高熱を出し役に立たない。
寝込みたいのは、私のほうなのだ。
トホホである。
私は引越しが済んだら倒れる予定だったが、今度は荷物の片付け仕事が大変。
た~おれた~い、たおれない。
た~おれた~い、たおれない。
という、“起き上がりこぼし”のようなこの頃のフウテンオヤジである。
よし来週あたりには、倒れるぞー!
みてろよ~、奥様M。
今度はおれの番だ。