ビーチボーイ&ビーチガールのクロニクル

南国ビーチで、ゼロからリゾートを建設し、営業し暮らした記録です

屋根の雨漏りテスト

(建築中のビーチコテージ、画像の向こう側がビーチ)








上の記事の、ニッパ屋根(ニッパヤシの葉で葺いた屋根)の、雨漏りテストを終了いたしました。



当日、ちょっとした『滝』ほどの雨が降った。


熱帯特有のスコール、ドシャ降りである。


通常は短時間でおしまいなのだが、波状攻撃の如く凄まじい音と共に何度もきた。


バケツでぶちまけるような激しい雨だ。


キュウリの様にひょろ長い形のセブ島だ。


ここらの良いところは、こんな雨が降っても水害がないことである。


雨水はすぐ海に落ちるから。



そして今回は、屋根を葺いたばかりの「第一コテージ(仮称)」の雨漏りテストを、天が配慮してくれたようでもある。



朝5時半、まだ名残りのパラパラ雨の降る中、ビーチコテージを覗きに行った。


慎重に、コンクリートのタタキの床面と、屋根の内側をチェックした。




・・・・・



結果、床には一滴もなし、屋根の内側にも雨染み皆無でした。


ヤレヤレのひと安心だ。



うちのスタッフのニッパを葺く手付きが怪しかったので、心配していたのだが、まずはOK。


アッパレだ。



(床から屋根を見上げる)


 


(梯子をかけて、トラスに登って細部を見る)




感覚を狭めに葺いたのも良かったようだ。


(普通は4インチ間隔くらいだが、最終的に2.5インチ間隔で分厚く葺いたのだ。)



この雨で漏らなければ、問題なしと判断できる。





それにしてもこんな原始的な、一見スキマだらけと思われる葉っぱの屋根材で・・・


うまくできているものだ。



(ニッパ椰子の葉の屋根材)




熱帯の雨というのは、非常に激しいものがあり、瓦や金属の屋根材(トタン板など)でも、よほど上手く施工(=傾斜・重ね幅・抑え釘・張り出し等)しないと漏ることがあるのだ。



私が思うに、真上から降るとは限らないし、バケツでぶちまけたような水圧がかかるからだ、と考えられる。




ニッパ様、


アナタは、


エライ!

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