海に出るゲート
さて、コテージ建設の合間を縫って、ビーチのゲート作りました。
ウチの敷地から、このゲートから、ビーチに出れます。
さて、『こんなもん(門)、要らないんじゃない?』と思う日本人の皆様も多いと思う。
それは比国の田舎では通用しない。
塀やゲートが無い場所は、『入っても大丈夫』という風習?がある。
ゲートを作らないと、近所の村人のみならず、犬・ネコ・鶏・ヤギなどドンドン敷地内に入ってくる。
住まいなどでも、戸締まりしないと、知らない人が入って来て勝手に寝てたとか、食い物を食べられたなんて、茶飯事なのだ。
さてゲート。
とにかく前が砂浜と熱帯の海だから、素材は金属製や樹脂製は無理。
(金属だと熱くなってヤケドするし、ステンでも錆びる国だし、樹脂なら、1年で紫外線で粉が出てボロボロになる)
木製しかあり得ない。
それでも、数年おきにメンテは必要だ。
海辺だから、大潮の満潮と台風が重なれば、波をかぶるかもしれないゲートである。
そんな時には、スピードボートの格納もする。
さりげなく『スピードボート』などとのたまったが、調達するつもりである。
ただし、スピードボートと言ってもピンキリ。
予定しているのは、近場のダイビングや釣り用の船外機付き、15~18フィートくらいか。
そのためにゲートの内側をスロープ(坂)にしてあるので、外開きにしかできない。
制約が多く、設計が難しい。
ゆえに時間がかかってしまった。
例の蝶番(↓)を製作した後、ハタと止まってしまった。
そのうち良いアイディアが出てくるだろうと、保留。
しかし限度がある。
妥協も必要だ。
そこでこんなんに、なりました。
縦1.5メートル、横2メートルの木枠を2枚作る。
材料は、ボロ屋から出た71年前の古材。
ラワンだが(今のラワンより)重く堅い。
スタッフは下がスロープ(坂道)だから、高さの決定に頭を悩ましている。
仮止めを何度もする(要領悪い・・・外開きだから簡単だろうに)。
やっと取り付けが始まった。
コンクリートの柱に穴を開け、グリースを塗った木のダボを打ち込んで、ステンネジで蝶番を付けた。
エポキシペイントの黒を塗って、ヒンジ廻りは、重ね塗り&グリースでべちょべちょにした。
他のフェンスと同じ、硬いニームの木の枝を打ち付ける。
ニームは硬いので、いちいちドリルで弛めの下穴開けしないと割れてしまう。
こういう細かい作業は、自分でやった方が後に問題が起こらない。
何とか形になった。
終了! ビーチから見たところ。
後は施錠関係の小物を製作し、一件落着となるだろう。
ヤレヤレだ。