電気だぜ~ぃ!
(クラブハウス外壁の隠しボックスを掘りだす)
さぁ~て!
コテージ1号に灯を、電気を引くぞ。
電源は、クラブハウス内のブレーカーボックスに”予備回路”を用意してある。
クラブハウスの外壁に予備電源のブレーカー直で配線し、上の画像のジャンクションボックス(↑)を埋めておいたのだ。
電線は、南側の塀の上を通す。
そのために、8ヶ月前に、南側のフェンスの仕上げ工事をストップしておいたのだ。
『畏れ入ったかッ!」
「この~ぉ、エンボイ!」
電源といい電線ルートといい、日本人はズ~ッとずっと、ず~~っと先を考えて仕事してるんだぞ。
「頭(ズ)がたか~ィ!」
「無礼者、控えおろ~!」
ジャンクションボックスの近くには、外電柱からメイン電源ホース=100アンペアが埋設してあるので要注意。
最初は手でハツリ、その後は道筋をサンダーでカットしていく。
ボックスからのフレキシブルホースを埋め込むため、サンダーで切れ込みを入れて、ドンドン外壁をはつっていく。
フレキシブルホース(赤色)に入れた電気コードを埋設して、モルタルでまたカバーする。
あとでペイントすれば、あと形もなくなるから大丈夫。
上の出っ張りは、キッチン用プロパンガスの収納スペース。
南に回して、ブロック塀に埋め込み、上に這わす。
配線を4インチ(約10センチ)厚のセメントでカバーし、アングルバーをカットした柵を埋め込む。
塀の強度も増し、一石二鳥。
このアンクルバーは防犯対策?用だ。
田舎だから、犯罪とはほとんど無縁だが、猫だけでなく、ナゼか人も塀の上を歩くのが好きなのだ。
よく見かける、田舎の比国人の遊び?なのだ。
家によっては、塀の上に、ガラス瓶のカケラをビッシリと埋め込む家も多い。
ガラスは錆びないし低コストなので、アングルバーより良いのだが、日本人のお客さんが見たらビックリするだろうから、ウチはしない。
これを延々と85メートル!、コテージまで続けるのだ。
『なんでそんな事スル?』と思うかも知れない。
敷地内の電気配線をするのに、ここまで手間をかけて『隠す』のは、”日本の常識”にはないと思う。
しかしここは、熱帯の比国のド田舎。
配線は、徹底的にプロテクトしないと、(いちいち例は挙げないが)様々な不幸が起こり得るのだ。