熱帯の島は、『アチチッ』 か?
(↑)ウチの仮事務所の、窓から見える椰子の木たち。
ウンと遠くの台風の影響で、ご覧のようにヤシの葉が時々大きく揺れています。
山風、気持ち良さそうですね。
さて、ひと様からよく・・・・
「そちら(セブ島 or フィリピン)は、暑いでしょう。」と、質問のように言われることがございます。
これが難しい質問なのです。
きちんと答えようとすると、非常に長くなります。
「そうですね、ははは~」とか、相手様の ”ご期待” にたがわぬ返事をして、済ませてしまうことも多いです。
だいたい、相手様が何処に住んでいらっしゃるかでも違います。
北海道の方の暑いと、沖縄の方の暑いは、相対的な内容で差があるでしょう。
暑がりか寒がり屋さんか、と言うのもあるでしょう。
またフィリピンも、日本同様かなり南北に長い国ですし、当然、標高の高い土地は気温は低くなります。
私もフィリピン国中を知るはずもなく、さらにどこの国の何処の土地でもそうであるように、日によって、時間によって、暑かったり寒かったりします。
しかしそんな事を言っていると、答えも何も出来なくなります。
そこで、私が19歳まで住んだ東京23区内と、今いるセブ島南部の比較と言う条件で、お答えさせていただきます。
更に言えば、単なる気温でなく『体感温度』と言うことで。
(じれったいですね~、すいません。年とともにだんだん小ウルサクなってます。)
セブ島は、東京の9月上旬の残暑くらいの暑さだと、私は思うのです。
ただし、日なたは、陽差しが日本よりずっと強いので、体感温度は上がります。
蒸し暑くなることは少ないので、屋内や日陰は風しだいで、非常に快適です。
風がうまく通る住まいなら、エアコンや扇風機は不要です。
ただし、3~5月のいわゆる『夏』は、アチチッ!です。
晴れの日が多いのと、風が弱くなるからです。
春夏秋冬は無く、「夏と真夏」だけです。
春・秋・冬がないのが、『熱帯』である所以ではないでしょうか。
また、「ただし」ですが、セブ市など都会は別です。
日射しを蓄熱したビルとコンクリート、道路、多すぎる車とビルの冷房の排気により、1年中、1日中、暑いです。
とは言え、以上のことを鵜呑みにはしないで下さい。
何しろ話している当人が、フィリピンの田舎暮らし10年以上のフウテンオヤジです。
体内の温度センサーは、やや狂っているかも知れないのです。
いや、狂っているでしょう。
時々日本に帰って、温度センサーや味覚センサー、はたまた美人度センサーなど各種機能をリセット&アジャストしたいのですが、貧乏ヒマなし。
にっちもさっちも、なりませぬ。
(・・・・他の記事同様、10数年前のクロニクルです)