やはり、イカれているのか
(この記事は、フウテンおやじ妻の投稿です)
先日、電話代の請求書の送付先がまだ前の住所になっていたので、変更のための電話を電話会社にしました。
その顛末は(↓)。
フォローアップと、フォローアップのまたフォローアップが必要なこの国です。
変更をした後に、用事がありセブ市に行く機会があったので、これはチャンス!と思い、電話会社のサービスカウンターに立ち寄りました。
ここは某ショッピングセンター内にあるため、けっこう混んでいます。
前回などは電話代を支払うためだけなのに、1時間以上も待たなければいけませんでした。
さて“カスタマーサービス”の窓口で受け付けてもらうため、番号札をとり待つこと20分。
カウンター奥にはテレビが設置され、常時何かしら映画が流れています。
この日は“ミスタービーン”。
日本にいるときは、ミスタービーンを見るとなぜかイライラしていた私も、今では何だか生活のテンポにあった映画のように感じ、とてもおもしろく見ることができます。
映画を見てヘラヘラしていると・・・
『ポ~ン』 と少々まぬけた音がして、私の番だと知らせてくれました。
係り『こんにちは。本日はナニを。。。。』
私「先日請求書先の住所変更を電話でしたんですが。。データが変更されているか確認したいと思って。。。」
係り『はい、では電話番号をおしえてください』
私「〇〇〇ー〇〇〇〇」
係り『少々お待ちください』
カタカタとパソコンを打つ音に、待つこと10秒ほど。
係り『フウテンおやじ妻様でございますね。変更の連絡などはうけておりません』
この言葉に私は・・・・
(なんで!!!!)[がく~(落胆した顔)]
(やっぱり!!!!)[ふらふら]
と同時に叫んだのであります。
私「〇月〇日にマウイちゃんにお願いしたんだけど。。。」
係り『はい、でもデータにはそのような記録は一切ございません。こちらでお受けしますので、この用紙にご記入いただけますか? それと身分証明書のコピーが必要ですのでおかりできますか?』
私「変更するのに身分証明書がいるの?」
係り『そうです。ご本人様に変更用紙にご記入いただき、こちらでコピーをいただくことになっております。』
ここで私はまたしても
(なるほど!!)
(マウイにやられた!!)
と同時に思ってしまいました。
なぜ(なるほど!!)なのかと言うと。。。。
確かにこの国ではだいたいのことはルーズで、個人情報もへったくれもないくせに、変なところで本人確認のIDがないと変更できないとか、本人宛の、過去2ヶ月分の郵便物の提出が必要とかいうのです。
そして(やられた!!)と思ったのは、この住所変更(送付先変更)には用紙に記入して、本人のIDのコピーを提出しなければ受け付けてもらえないこと。
ということは、電話ではあのマウイ女は(もう呼び捨て)それを知っているにも関わらず、強引に話をすすめていった私への説明も無理だと感じ、『承りました』とか、適当なことを言ってことを収めた・・・・ということです。
とりあえず、あまり時間もなかったので頭を切り替え、ここはとにかく住所変更、住所変更。
本人確認のためのIDを提出し、住所変更してほしい住所はこれだと、指を指しながら説明していると。。。
係り『あれ?住所は〇〇〇8ですが。。。』
私「そう。それは前に住んでいた所。今の住所は〇〇〇0(ゼロ)。」
8と0(ゼロ)の前までは、前の住所も今の住所も全く同じなのです。
番地の最後の数字だけが違うのです。
係り『えっ?でも8なので。。。。。』
私「そう、だから0(ゼロ)に変更して欲しいの」
係り『でも8だからいいと思いますが。』
私、思わず 「Excuse me????????」
えっ!!!!!今なんていった????[犬]
とっさに自分の耳に触ってしまいました。[耳]
(私に耳ついてるよね? うん、ちゃんとついてる)
自問自答してしまった
私。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。
そして2秒ほど、ぼぉーっとしてしまいました。
おっと!おやじ妻,ここで負けてはいけません。[あせあせ(飛び散る汗)]
しっかりと気を取り直し、このバ〇なオネーちゃんと話をしなければいけません。
私「あのね、これは番地なの。“8”がつく前のおうちと“0(ゼロ)”がつく今のおうちは50メートルぐらい離れているの。そして電話線を移動してもらった時には、“0”のつく住所で申し込んでいるんだよ。 場所は違うの。わかる? だから変えてもらわないといけないの」
係り『あ~、なるほど』
(なにが 『あ~、なるほど』 だっ!!!)
と心の中で叫び、ひきつる顔を必死で笑顔にしながら、
私「ちょっとチェック。データの変更は大丈夫かしら?(コンピュータの画面をのぞきこみながら)あっ、大丈夫ね。どうもありがとう」
足がもつれそうになりながらも、某電話会社のサービスセンターを出る私。
“一体この国はどーなってるのぉ!!!”と一瞬叫びたくなったけれど。。。。
考えてみると、確かに田舎のたいていのフィリピン人は、番地のある家に住んではいない。
住所を聞いても、たいがいは番地なし。
昔の日本と同じ、『なんとか村、あざナントカのだれ兵衛』が多いのだ。
だから、番地の8と0の違い、といってもピンとこないのかもしれない。。。
こないのかもしれないが、彼女は、某電話会社のカスタマーサービスカウンターで働く人なので、そんな言い訳は通用しない!
と声を大にして言いたいけれど、ここはフィリピン。
そうだ。
物事はいつも、”ここはフィリピン、日本じゃない” で片付いてしまう。
とてもとても、時間と手間と忍耐が必要なのです。
でもとりあえず、今日は住所変更できた(たぶん。。。きっと。。。)
実際請求書が来るまでは喜べません。
ということで一件落着!ということにしておこうっと、今日は。。。。[晴れ]