ビーチボーイ&ビーチガールのクロニクル

南国ビーチで、ゼロからリゾートを建設し、営業し暮らした記録です

『大棟梁』の意地!

エンボイが何か始めた・・・



午後、陽が陰る頃合いを見て・・・・





うちの現場で唯一、”左官職人”と呼べるアーティスト、ロッキーがいなくなって、暫らく経つ。



ロッキーはあまりチームと溶け合わず、一匹狼タイプであった。


居なくなって、かえってチームワークというか、まとまりは良くなった。


大棟梁エンボイは、ロッキーを使いきれなかったことで少し責任を感じているのか。


あるいはロッキー無しでも、仕事に差し障りはないと証明したいのか、こんなことを始めてしまった。




(例によって、現場監督であり特級建築士?の私が、頼みもしないのに・・・・)





1号コテージの外壁の下、70センチほどに、モルタルで石壁模様?


作業者は当然エンボイ。





そのうち自分ひとりでは寂しくなって、他のスタッフも呼び込んだ(笑)・・・これはいつものヤツのパターン。



「ロッキーなら(もっと)・・・」と思ったが、それを云っちゃ~お終いだ。








さてこれに色を付けないといけない。


塗料は、ランスコ&仕上げのアクリリックエモルジョンがいいだろう。


あるお方は、真っ黒にして、姫路城(松本城?)もどきに・・・とか、コバルトブルーで意表を付くとかおっしゃった。


しかし、もともとブルーのランスコは無いし、『黒』も各店に聞いたが切らしていて買えない。




まず丸太風のデコレーションをランスコで塗装。



離れてみるとこんな感じです。



「う~ん?)





(ナンか理解不能?)




近づくとこんな感じです。


”丸太風”の色はイイとして・・・石垣風は・・・





”評価”とは他人様がすること。


ですので、お任せします。




さて、スタッフが自分の判断で勝手に何かをした場合、私の判断基準は、「お客様が喜ぶかどうか」・・・・まったく、それだけです。


「私が」ではありません。



そう考えるとこれも好いかな、と思います。



そして珍しく、これは私のアイデアではありません。



うちのスタッフが、(正確には私が棟梁に据えたエンボイが)自分で考えて始めたことです。


これもまた、よい兆候かな、と個人的には考えます。


『やる気』というか、そういう自主的な積極性は大事にしたいと思います。


ちょっとアイデア枯渇気味の私自身も、良い刺激を貰いました。


この際、色に関しては、何も言いません。




(心中は、何で偽装の『石垣』が・・・・茶色??なんだ!? )

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