セブの田舎の人たち
フウテンおやじの妻M(Y=M)です。
現場近くに引っ越してきて、早くも3週間。
先日の突然の体調不良直後の引越し作業で、あまり余裕がなかった私も、最近周りを見れるようになってきました。
最初の頃は現場に向かって歩く私は、近所のフィリピン人の“警戒心”のような、“興味津々”、はたまた、“お前は誰だ”的視線をたっぷりとそしてひしひしと感じていました。
それでも会う近所のフィリピン人には、とりあえず笑顔で挨拶をしていました。
それが今では、歩いているとどこからともなく「おっはよーございまっすっ」などと、心の準備をしていないと、日本語には聞こえないような日本語で挨拶してきてくれるようになりました。
相手に一生懸命話しかけられ、でも顔はみたことあるけど、一体あなたは誰?状態の時には、本人に「あなた誰だっけ?」と聞いてしまうことも。。。
「うっひゃっひゃ。隣の家に住んでるよ~。わっはっは」と笑われてしまうこともあり。
そして今日も、ボロ屋前で穴掘り作業をする職人達を見ていると、ボロ屋の前に住むおばあちゃんがなにやら私にむかってしゃべりながら、指をさすのです。
おばあちゃん「○△□×」←ビサヤ語
私「?」
おばあちゃんは、すっかり窓がなくなって、外から丸見えのボロ屋の2階を指さします。
朝から貸間と現場を何往復もして、すっかり汗をかいている私。
太陽がまぶしく、暑くていいお天気なのです。
いつもは、このボロ屋もそんな太陽をバックにドーンとたっていると威厳があり、少々かっこよく?アンティークな雰囲気をかもし出しています。
(なんだっけ?)
おばあちゃんのしわしわの指の方向をみると、
「ん?あー、なるほど」
私の視力1.2で見ても、よくよく見ないとただの天井にへばりついた白っぽいモノ、ぐらいにしか見えません。
なんてことはない。
ボロ屋2階のぼろぼろの天井にポツーンとついている裸電球が、太陽光線に負けじと光線を放っていたのです。
(管理人のおばちゃん、また消し忘れたな)
近所のおばあちゃん、ありがとう。これで電気代が節約できた。
電気を消して、外に戻るとおばあちゃんも消えたことを確認してニコニコ。
その時、おばあちゃんが“全国の善いおば~ちゃん代表”に見え、思わず「サンキューベィリマッチ、どーもありがとー!」と言いながら、ぺこぺこお辞儀してしまった私でした。