ダンプカーで天使を運ぶ・・・前編
セブの、とある田舎の私立学校(幼稚園と小学校)。
新築なので、外観はとりあえず他の学校よりは綺麗です。
フウテンおやじ妻M(Y=M)です。
お蔭様で、息子:フィリピン1号も、来月で4歳になろうとしています。
お隣の島 ネグロス島生まれ、セブ島育ち。
母親としては、こんな田舎で大病しちゃったらどうしよう!?
夜中に発病しちゃったらどうしよう?!
などと心配しているのですが、ありがたいことに、彼は元気いっぱいで暮らしています。
そんな息子も、6月から幼稚園へ通っています。
将来のことも考慮?して、私立の幼稚園へ通わせることにしました。
村には私立の幼稚園はなく、彼は毎日バスで30分の所にある私立幼稚園に、送り迎え専用スタッフと一緒に、バス通学しています。
私立幼稚園といっても、こんな田舎ではたかが知れています。
公立の幼稚園に比べ。。。。
― 授業料を払う
― 授業が英語
― 建物が新しい
なだけです。
間違っても、日本の”私立”のイメージはしないでください。
ただ授業が英語、というのがポイントです。
新しいブランチ(分校)のこの学校は、まだ校舎が足りず、息子の先生はクラスを掛け持ちしていて、彼のクラスは10時から12時の2時間となっています。
幼稚園の初日。
まだ制服もなく私服で授業を受ける子供達。
右端の坊主頭が息子です。
真ん中で顔を向けているのが、 Teacher Bell (ベル先生)。
授業始まりの前に、必ず「パパ ジーザス~」とキリスト様に感謝する歌をみんなで歌います。
カトリック系の学校では、幼稚園からカトリックを刷り込みます。
お絵描きタイム。
最初はこの建物にびっくりし、次はガランとした教室ではないような教室にびっくりし、授業が2時間だけなのに疑問を感じ、おやつ持参にも驚く私。。。
クラスメートは、ジュースやらチョコレートやらを持参しているようですが、ウチはミネラルウォーターと甘くないお菓子、が彼のスナックです。
しかも、“おやつ”が重要なフィリピン人にとって、やはりおやつタイムは授業の大半をしめているのです。
(これも『刷り込み』ですね。)
毎日往復1時間バスにゆられ、幼稚園におやつを食べに行く、と言って過言ではないかもしれません。
そんな私立の幼稚園。
されど私立の幼稚園、学校の宣伝には父兄を限りなく使います。
数ヶ月前は“栄養週間”と称して、“パレードする”、でした。
パレードする車のレンタル料金は父兄が負担、ランチタイムは、父兄の持ち寄りのランチ。
食べ物を称える?ダンス。
息子はキャベツ担当(画像中央、キャベツの絵が胸についている)。
キャベツをつけて、いろんな野菜達に囲まれ、こうして踊ったのです。
キャベツの下は制服。
上は校長先生、シスターメリー (Sister Mary) 。
彼女はれっきとしたシスター(尼女)です。
この日は、シスターが大好きな踊りを披露してくれました。
いいんですかね、シスターがこんなことして。。。
さて、学校紹介が長くなりました。
次回、後編はダンプカー問題の話です。
(さて、私共は2016年に帰国し日本在住です。この息子は2022年現在、身長182センチ、生意気盛りの高校3年生です)