一説にヤシの木の寿命は、５~６０年とも１００年とも言われる。
ほぼ人間と同じ寿命があるわけだ。

家屋の予定地内には、植えて２年くらいのヤシの幼木が鎮座ましましている。

これを北側の塀沿いに植え替えだ。

（今回植え替えの内の一本）

小さいヤシの木は植え替え可能だが、小さいと言っても葉っぱの先まで高さ６メートル、根元は径８０センチくらいある。

移植はけっこう大変な作業だが、ここは１年中夏なので季節は問わない。

ヤシの根は主根が無く、太いチジレ麺のような根が無数にあるだけなので、周りを掘り返し、底を深さ１メートルくらいのところでカットすればいい。

（掘り出し作業）

そいつをあらかじめ掘っておいた穴に、ストンと嵌め込むのだ。

その後は水さえしばらく遣っていれば、まるで何事もなかったように木は育つ。

冬の無い熱帯気候の恩恵だ。

このサイズだと実が成り始めるまでには、あと３年くらいの生育期間が必要だ。