天井は大棟梁の仕事
毎日さわやかな晴天が続いています(10数年前の”毎日”ですが)。
写真は午前10時頃でやや逆光、海は珍しく少し波があります。
雨は夜半に降ることが多いです。
さて私がフィリピンに住み始めた頃、1996年頃ですが、早朝マニラの海岸通りの公園で、数人のジョガーを発見してちょっと驚きました。
その後セブ島に渡って来た時、ウエア、ヘルメットでロードレーサータイプの自転車に乗り、当たり前のようにグループでツアーするサイクリストを見て、これも驚きでした。
スポーツは、お金が掛かるし、時間と体力を消費します。
その上、常人はいくらやっても収入になる事はありません。
ジョギングや長距離サイクリングのようなエアロビックなスポーツは、バスケットボールなどと違い、ゲーム的な楽しさにも乏しく、忍耐力も必要です。
普通のフィリピン人(当時の)には、合わない行為?です。
その日食べることに精一杯の人々が多かった国ですが、なにかが変わってきました。
特別リッチではない一般市民が、食べる為にだけでなく、体を動かすようになったようです。
そういえば、今の言葉で言えばメタボというのでしょうか、老若男女を問わず皮下脂肪の厚いフィリピン人を多く見かけます。
ある在比の長~い人に言わせますと・・・・
『昔は太ったフィリピン人は、いなかった。』・・・・そうです。
さてコテージ2号。
壁ができたら天井。
トイレシャワー室とベッドルームはいいのだが、リビングはサクサク(アマカンシート)の壁と天井にする予定である。
とっくに製造元のジャングルの民に注文を出してあるのだが、まだ届かない。
マァできるところから、順々にやっていきましょう。
ベッドルーム、派手なシャツは大棟梁エンボイ。
4フィート×8フィートの合板をそのまま張るのではなく、80センチ×40センチにカットして張っていく棟梁エンボイの得意技だ。
桟木と少々ズレがあるが、許容範囲。
黙々とひとりで。
錆を抑える為、アルミ釘を使用。
比国で流通するステン(レス)製品は、質が悪くよく錆びるから、ステンの釘は使わない。
途中から助っ人が入るのは、いつものパターン。
合わせ目はさりげなく線が出るように、細く薄く溝を切っておく。
そしてこの後の工程は、(アクリテックス)プライマーを塗り、パテで溝を半分埋め、エナメルペイントの2度塗りで仕上げる。
途中です、もう一度塗ります。
この後、壁との角には木のモールディングを取り付けます。