ビーチボーイ&ビーチガールのクロニクル

南国ビーチで、ゼロからリゾートを建設し、営業し暮らした記録です

椰子の実が余る

昨日も快晴。


正面は海側のフェンスです。


空気が旨い!



我ら夫婦。


以前、タイのプーケットでサバイバルしていたことがありました。


「楽しさと辛さが同時進行?する」という、不思議な生活でした。


そして悪運の強いコンビは、あの津波(*注)にやられる前に、フィリピン:セブ島に流れてきたのでした。


(*注 2004年12月26日のスマトラ沖地震による津波、プーケット周辺で5,000人以上亡くなりました)


もし津波の日までプーケットにいたら、状況からして、二人とも今は生きていなかったかもしれません。


二人とも某ダイブショップのイントラで、私はピピ島(津波で島中浸水した)などのダイブツアー、奥様はカタビーチの3スターホテルのビーチプールに詰めていましたから・・・


悪運が強いというか、人間、何かトリエ?はあるものです。






さぁ~て、



ウチの敷地内には、10数本のヤシの木(ココヤシの木)がある。



ココナッツからコプラを採って売却していないので、椰子の実は余っている。


職人達にあげたり、なるべく無駄にしないよう気を付けてはいるのだが、相当数を捨ててしまう。


放っておくと、この写真のように自然に芽が出てきてしまう。





これを土に半分埋めておくと・・・


根が伸びてきて・・・



3年もすれば、こんな(↓)風に・・・




さらに5年もすれば・・・



実(ココナッツ)が成り始める。




そして、さらに5~10年もすれば・・・



天辺まで10m。




バレーボール?、大人の頭ほどの大きさの実が、年に何度も成り始めます。



その後は30~50年後、高さ20メートル以上、もうあまり実を付けなくなり材木に姿を変えるまで、1年中ココナッツが成ります。




1本の木が、年間何個ココナッツを実らせるのでしょうか?


木の上で古い実が茶色になる頃には、その上に次の黄色い実や、さらに若い青い実が成っていて、もっと上には実のもととなる花芯がすでに出てきます。


つまり連続して実ができるのです。


1年中です。



想像するに、木にもよりますが、1本あたり年間300~400個くらい実がなるでしょうか。


椰子の木の寿命が平均60年として、1本の木はその生涯で約2万個の椰子の実を生産するでしょう。


特に手入れはいりません。


肥料もいりません。


『自然の恵み』と言うのでしょうか。


収穫の時以外、普段はほったらかしです。


1年中実が取れて、杉や檜のように材木にもなる。


しかも手入れ(枝打ちだの下草刈りだの)要らず。


こんな『律儀な木』?は、なかなか無いでしょうね。



*椰子科の植物は、世界に400種以上あるそうで、以上はその中でもっとも有名な『ココ椰子』の話です。
椰子科の植物をまとめた、日本の某大学の先生の著書があります。
私はそのマニアックなハードカバーの大きな本を持っていたのですが、まったく偶然、筆者の先生がウチのリゾートを訪れ、お互い感激したことがありました。

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