豚の丸焼き
(豚の内臓)
先日、わけあって、久々に豚の丸焼き “レチョンバブイ”を買いました。
豚を買ってきて、ウチでブタをつぶすと・・・・『血が騒ぐ』のでしょうかねぇ・・・職人達がソワソワして仕事になりません。
ですので、町の業者さんから、焼き上がりで購入いたしました。
朝、豚をツブすので、午前中の内に(ツブした豚の)内臓と血を貰いに行き、ウチで調理する。
まず洗って軽く炒めてから、細かくカットします。
血は茹でて、固まらせて後で混ぜます。
いわゆる“ディヌグーアン”と言うフィリピン料理です。
(私の好物です。ご飯にディヌグーアンをかけて混ぜて食べる・・・たまらなく旨い)
ディヌグーアンは、地方地方により少しずつ作り方が違います。
ご本尊の豚丸焼きのご到着は、午後3時です。
豚運び用のトライシクルで持って来ました。
包みを開けて、バナナの葉の上に乗せました。
内臓を抜いた腹の中には、香草類を詰めて縫って閉じてあります。
観光客向けの、セブ市やマクタンのレストランなどでオーダーすれば、レチョンはかなり高いです。
また、スーパーの切り売りコーナーなんかでも良い値を付けてます。
しかし、ここはド田舎の村。
生きた豚を買って自宅で成仏させても、業者から焼き上がりを買っても、満たす人間の胃袋の数で割れば、納得の価格です。
レチョンソースを付けて食べたり、辛子醤油で食べたり、酢をベースのシリソースで食べたりします。
塩だけで肉の旨みを味わうのは、私フウテンの近頃のマイブームです。
北京ダックじゃないですが、こんがり焼きあがった皮は、食べる価値があります。