4歳にして、若い娘になびく
ウチの名犬「ロイヤー」。
さて、息子フィリピン1号⁽まもなく4歳⁾は、読み書きはまだダメですが、英語、ビサヤ語、日本語の3ヶ国語を相手に応じて、臨機応変に操ります(海外アルアル)。
頭の中はどうなっているんでしょう?
私などは、あんなに学校で習ったのに、こんなに長く外国にいるのに、英語の新聞も辞書なしでは読めません。
日常会話はごまかせますが、洋画(英語版)を見ても満足に理解しません。
先日、私は冒頭の“名犬ロイヤー”に、芸を仕込んでおりました。
“まて”、“おすわり”、“おて”など、日本の犬の”古典芸”でございます。
フィリピン1号は、そばでジッとその様子を窺っておりました。
ロイヤーは生後4ヶ月ですが、名犬と言われる⁽勝手に言っている)だけあって、覚えはいいです。
と、傍にフィリピン1号が来て、ロイヤーの前にしゃがみこみ。
ロイヤーに命令して曰く。
『オサワリ!』
私が「オスワリ!」というのを何度も聞いていたはずなのに、『おさわり!』?。
4ヶ月の犬より覚えの悪い、まもなく4歳です。
先日、通いのオバちゃんベビーシッターが、突然辞めた(来なくなった)ことをチラと書きました。
その後フィリピン1号は、機嫌悪く、暫らく荒れ狂ったり、言うことを聞かない『BAD BOY』(=『悪い子』)をしておりました。
我らフウテン夫婦も、1号の世話がまわってきてバタバタいたしました。
そのバタバタも、8日間で打ち止めでした。
9日目にようやく新しいベビーシッターが見つかりました。
17歳の女子!
しかも今回は住み込みです。
フィリピン1号は、はじめモジモジして、照れておりました。
しかし、奥様と私は、フィリピン1号の目が妖しく輝いたのを見逃しませんでした。
そして2時間後に、私は目撃いたしました。
フィリピン1号がその子守りの手を引いて、自分の部屋に連れて行くのを。
そ~っと覗いてみると、1号ご自慢のおもちゃで一緒に遊んでいました。
1号が私に気が付き、曰く。
『あっち、いって!』だと・・・・
今度の子守りも、いわゆる『カワイイ』という感じではありません。
どちらかというと『今ジャングルから出てきました!(失礼!)』という、事実どおりの雰囲気を、全身から醸⁽かも⁾し出している娘です。
色も黒いし、化粧っ気もないし、体型もズン胴で・・・(こりゃまた失礼!)
いつまでもつか分かりませんが、長続きしてくれると助かります。
子供部屋の、フィリピン1号⁽奥⁾と新顔の子守り⁽手前⁾さん。
しかしそれにしても・・・。
4歳前にしてすでに、若い娘には、にじり寄っていく。
”娘の匂い?”を、嗅ぎつけるのでしょうか?
これを“本能”といわず、何を本能と言いましょうや?
いわんや世のオヤジ共にして・・・・・・むべなるかな。