またエンボイが・・・
ウチの前の海です。
風があり海が荒れて、天気が良くありません。
雨はたまにパラつく程度なのですが、明け方などは気温が26度をきりそうですので、奥様は、重ね着で毛布をかぶって、丸くなって寝ております。
暑がりの私でさえ、Tシャツ着て、毛布をかけて寝ているくらいです。
こういうイカレタ病⁽やまい)的な温度感覚は、日本の方には信じがたいかも知れませんが、本当なので困ったものです。
奥様のもっとも快適な温度は、摂氏29~32度、湿度は60~70%くらいです。
私フウテンは、27~30度くらいでしょうか。
(クラブハウスの2階テラスから、真下を撮影)
奥様の寝姿は公開できませんので、代わりに名番犬:ロイヤーの寝姿です。
玄関外のマットの上で警戒してます。
さて、現場のほうは、(一昨日に投稿した)資材“ブトン”入手のトラブルで、てんやわんやです。
いつ降りだすか分かりませんので、なるべく塗装作業は避けたいのですが、昨日仕事がなくなったエンボイが、お座敷の柱を塗ると言い出しました。
ペンキはあります。
日曜日にセブ市で買ってきました。
現場で白、茶色、黒をミックスして色を出します。
しかし、昨日は、塗装のスペシャリストであるカミ-ロが休みでした。
『ミックスなんかチョロイチョロイ、オレが混ぜるから、大丈夫だ』
というエンボイの言葉に乗せられて、やらせてみました。
これが間違いでした。
どうも私には人を信じやすい欠点、があるようです。
柱は丈夫なコンクリート製ですが、周囲と違和感の出ないように、茶系のマホガ二ー色に塗る予定でした。
エンボイが何も考えず、ベースとなる白ペンキをドーツと入れたのが間違いです。
その大量の白に混ぜていたら、どうやっても濃い色は出せません。
ミックスしている最中に気が付いて、半分に減らせたのですが、すでに手遅れでした。
苦労して買ってきた、ミックス用の茶や黒ペンキを全部投入しても・・・・
写真では分かりにくいですが、見事なうす紫色です。
“紫頭巾”の紫のような。
藤の花色、紫陽花(あじさい)色・・・なんでもいいです。
この色の御高祖(おこそ)頭巾など、実にいろっぽい(中身にもよりますが)のであります。
決して汚い色ではないのですが、全然、お座敷に合いません。
もう、これはこれで下塗りとするしかありません。
エンボイのミスであると同時に、エンボイにやらせた私のミスです。
この1年、今まで何度こういうミスをしたでしょうか。
ギャンブルをする人は、勝ったときのことしか覚えていないと言いますが、羨ましいかぎりです。
ピッチャーは抑えたときより、打たれた時のほうを覚えているといいますが、本当でしょうか。
私も、うまくいった時より、ダメだった時のことを忘れないタイプのようです。
トータルすれば、うまくいってる事の方が多いはずなのですが、あまり思い付きません。
そんなわけで、本日急きょ奥様が、ペンキを買うためにまた町に向かいました。
はじめは船でお隣のネグロス島ドマゲティへ渡るつもりでしたが、海が荒れて舟が欠航との情報が入りました。
やむなく、バスで片道1.5時間のCARCAR(カルカル)町に行き、建材店と金物屋さんを手当たりしだい、しらみつぶしに探す事になりました。
私が現場を離れるわけにはいきませんので、ノーチョイスです。
現場というより、小学校の教室のようであり、任せたり、目を離したりすると、とんでもないことになるからです。
作業を事細かに、そのつど指示しないといけません。
まとめて言っても、忘れられてしまうからだめなんです。
あ~ぁ、またグチってしまった。
それより。
奥様よ、ごめん!
疲れているだろうけど、今日もまた足を棒にしてくれ!
悪いのはフウテンおやじだ。
このつぐないは、きっとするから・・・(たぶん)。
エンボイやその他、うちのハンパ職人を怨むでないぞよ。
ヤツラは、アレでもう能力の限界なのだから。
そのうち、いいこともあるさ・・・(たぶん)。