メイドさんが辞めました
この前(↓)書きましたが、ウチの敷地の片隅のミニトマト。
無肥料無農薬、無手入れ、毎日、冒頭の画像くらい採れます。
ここのとこ、奥様はちょっと飽きてきたようで・・・ゼイタクなヤツです。
私はこのときとばかり、毎食バクバク食べてます。
さて、住み込みメイドさんがまた辞めました。
突然、明日法事があるので帰りたいと言い出して、いつ戻れるのか聞くと・・・分からないとか・・・来月だとか・・・家に帰って、山から自分と一緒に働く人を連れて帰ってくるとか、自分の村のフィエスタ⁽祭り)に出たいとか・・・話は支離滅裂です。
法事の話は、ウソだとすぐ判明(親戚に確認した)しました。
休みの日程を決めるのも、もうひとり雇うかどうか決めるのも、雇用者である我々のはずなのですが、ご本人は自分に決める権利があると思っているようです。
こちらは、もうどうでもいいので、ハイハイとその日までの給料を払って、お帰りいただきました。
その2日後に、辞めると携帯メールが入りました。
噂では、例によって、給料が安すぎるとか、食事がまずいとか周囲に悪口を言いふらしているようです。
給料は未経験者には多すぎるほどですし、本人は料理をはじめ家事が一切できず教えても見込みがないので、奥様が作った家族と同じものを食べさせていたのに・・・
(まぁ、自分を正当化するためでしょう)
とても能力の低いメイドさんでしたので、うちとしては辞めてもらって、首にする手間が省けて実は大助かりでした。
しかし、いつも辞めた人は後ろ足で砂をかけるように、少々悪意のある噂を撒き散らすのは、なぜでしょうか。
それはどこの国でもある事でしょうが、たとえば日本では周囲の人や親兄弟がそういう話を耳にしたら、『そんなことを言うもんじゃないよ・・』とたしなめる人がいると思います。
口にしないまでも、心に思う人は多いでしょう。
この国は違うようです。
話に尾ひれがついて、面白おかしく広がっていきます。
特にこっちは外国人ですから、噂話としては最良のネタです。
いつも言うように、子供の教育から何とかしないと、国は変わらないと思います。
でも教える教師や大人が、これまた道徳や常識に無縁な人が多い、ですから難しいのです。
今回は雇用から辞めるまで、約1ヶ月でした。
去年から子守り兼メイドさんを雇っているのですが、これで3人目でしょうか。
最短記録は2日です。
とてもよくある話です、この国では。
でもご心配なく。
そのメイドさんが出て行った2日後には、もう新しいメイドさんが来ています。
今度のメイドさんは、前と同じ17歳ですが、1年のメイド経験があります。
調理はできるし、仕事は辞めたメイドさんより2倍は早いです。
『最悪』を基準にしてはいけませんが、今度のメイドさんは手際が良いです。
しかし・・・。
いつまで居てくれるか?
いつ突然、プイと出て行くか?
そして今度はどんな言い訳が出てくるか?
“予想投票”でも受け付け、オッズを出したい気分であります。
*2022年の注:
簡単に言ってしまうと、この国の(当時の)事情が関係しています。
つまり、田舎で収入が少なく子沢山な家庭(←ほとんどそうですが)は、『クチ減らし』が必須なのです。
仕事もなく、年中ゴロゴロしている子供を何人も抱えているからです。
私の知人では、『16人兄弟姉妹』が最高ですが、10人くらいは普通です。
ブラブラしていても、飯は食うのが人間です。
村にも家にも、仕事はない。
エレメンタリー(=小学校)を出てハイスクール(日本で云うと中・高校)に入れば、勉強嫌いは中退して、男はボーイ、女はメイドに出せば、衣食住のうち食住はお任せで、給料も出るので、家に仕送りも期待できるのです。
嫌な話ですが、現実です。
私はよくは知らないのですが、日本も貧しいころの昭和初期までは同様だった(子供の数を除いては)と思います。