ウンか月ぶりのお休み
海から見た、左が1号コテージ(手前が露天風呂)、右が工事が止まっちまったお座敷。
この日曜は、久々に朝からすっきりと晴れました。
珍しくセブ市の資材買出しは無し、工事も無し、何ヶ月ぶりかでゆっくりいたしました。
手前が完成した長さ3.5メーターのセメントテーブル、奥がお座敷。
そして昨日も、本日も快晴です。
ところで先日、常日頃お世話になっている皆様方に、メールでご挨拶いたしました。
中には、完成を心待ちにしているありがたい方も多いようで、遅々として進まぬ工事に呆れている方もいらっしゃると思います。
すべてはこの私の力の無さ故で、大変申し訳なく感じております。
しかし、ご自宅を改築されたとか、新築されたとかご経験のある方はお判りでしょうが、建て主として工事と付き合うことは、かなりストレスの掛かることであります。
奥様と私は、その状態で丸1年以上です。
早く工事を終わらせたい、早くこの状態から脱却したいと一番痛切に願っているのは、実は、私どもでございます。
されど・・・フィリピンのド田舎です。
されど・・・素人フウテン建築設計士、 兼 現場監督とハンパ職人たちの、手作りリゾートでございます。
一筋縄ではいきません。
メールの中で、半ば冗談、少し本気で・・・
こうなったら破れかぶれで、リゾートの名前を“準備中リゾート”とか、“勝手にしやがれビーチリゾート”に変更して、開業しましょうか?
などとホザイたら、“勝手に・・”が、意外とかなりウケテました。
そこで、調子に乗って、更なる追い討ちをかけてみます。
“勝手にしやがれビーチリゾート”・・・とは?
現在の、世界的な不況時代(図らずも、このブログの10数年前当時も不況でした)にマッチしたスタイルのリゾートです。
お金は無いが時間があるという御仁にも、合うでしょう。
放浪癖のある方もいいかも。
さてその実態は・・・
・勝手に好きなときに来て、勝手に好きなときに帰る。
えっ?ご面倒ですか?――その場合は、空港まで車で送り迎えしちゃいましょう。
・好きな部屋で好きなように寝泊りする。
えっ?毎日掃除してシーツを変えて欲しい?――OKです、いたします、問題ありません。
・勝手に好きなところで、食事する。
材料を買ってきて自炊でも結構です。
えっ?面倒くさいので、出して欲しい?――ガッテンダ! 奥様が腕によりをかけて、日本食作ります。
・毎日好き勝手に時間を過ごす。
えっ?ダイビングしたい? ボートで遊びたい? 釣りしたい? マッサージ呼んで? カラオケでドンチャン騒ぎしたい? 市場に買い物に行きたい? ステーキ食わせろ? ETC・・・etc・・・。
困りますね、なんで一日中ボケ~ッとできないんでしょう?
――けれど、ぜ~んぶOKです。
ご自分で勝手にできないことは、私どもでアレンジいたします。
何も構わないで欲しいというお客様にも、24時間フルアテンドして欲しいというお客様にも対応します。
お客様がお客様の時間をどう過ごすか、こちらからは何も強制いたしません。
プランはお任せです。
施設のありようを受け入れていただければ、というのが条件です。
旅行会社のパックではありませんので、短期では高い航空券代金が負担になります。
ですので、最低2週間以上は居続けるといいでしょう。
例えて言えば、ひなびた温泉場の湯治客のような滞在でしょうか。
ありますよね、あの基本的に素泊まりで自炊、1泊1500円とかで長い人は1ヶ月以上も滞在するような。
あれにケの生えたようなものでしょうか。
少なくとも、
“♪寝たふりぃ~、してるまにぃ~、出て~行ってくれぇ~♪”
とは云いません。
沢田研二、ジュリーの『勝手にしやがれ』です。
この歌、もう30年以上前ですか!
参っちゃいますね!
自分もジジィになるわけです。
“勝手にしやがれビーチリゾート”
・・・しかしコリャ、ごく一部の方にしか、受け入れられないでしょうね。
・・・ウ~ム、この計画はボツですね。
奥様に話せば、思い切りバカにされそうだし。
しかしなんですね。
話は違いますが。
セブ島もそうですが、ホテル食事つきの旅行パッケージ代金と、航空券だけの値段があまり変わらない。
場合によっては、航空券だけのほうが高いという、旅行会社の価格設定はおかしいと思いませんか?
航空券だけしか買わない私のようなお客は、やはり、旅行会社にボッタクラレテいるのでしょうか?
実際は、飛行機代はもっとずっと安いんじゃないでしょうか?
安くもないのに、あの“格安航空券”とか自分で言うのも、ひとをバカにしてると思いませんか?
航空会社と旅行会社と宿泊業界が、持ちつ持たれつで結託しているのでしょうか?
顧客を蔑(ないがしろ)にして、甘い汁の吸い合いですか?
だとしたら、今時ひどい話です。
私は頭脳不明晰なので無理ですが、どなたか、そこら辺にバッサリとメスを入れてくれないでしょうか。
(業界の方々、すみません!)
10代のころから、独りで勝手気ままに旅するのが好きなへそ曲がりでしたので、こんな風に思うのでしょうか。
今でも、お仕着せの旅行がどうも性に合いません。
(以上、10数年前の、ウンか月振りの休みの日に浮かんだ、妄想でした)