ブトンが手に入った
海岸の様子です。
南から北に向けて写しています。
左中央に、ウチのシーウオール(護岸)が見えています・・・見えにくいけど。
ウチの両隣は空き地で、漁師た舟の置き場になっています。
さて、待ちに待った(待たされた?)ブトンがやってきました(↓)。
届いたブトンを、お座敷の高床に乗せた。
肉厚は1~2センチ。
前にも書きましたが、ブトンとは竹の中でも太い竹で、縦にスティック状に裂いたもの(ブトンスティック)を、お座敷の屋根葺きと床張りに使います。
この近所では手に入らず、結局、30キロも離れた村からの購入となりました。
この近所でも、山に入ればブトンはいくらでもあるだろうに、山に入って竹を切って裂いて、売ってお金にしようという人が見つかりませんでした。
『お金は欲しいけど、仕事をしてまでは欲しくない』と考えている人が多い地域です。
フィリピン中どこにでもいるタイプの人達ですが、このエリアは、特にそういう人の割合が多いように感じます。
たとえば、スタッフを募集してもなかなか集まりません。
お金が無くても仕事なんかするのイヤ、ぶらぶらと遊んでいたいという若い女性も、多いのです。
今居るアシスタントのJも子守りさんもメイドさんも、3人とも隣のエリアの人達です。
さてブトン、アシスタントのJの采配で安い移送費で入ったのですが、数が足りません。
最終的には、屋根用と床用で400本ほど必要です。
取りあえずは、屋根を葺かないと進まないため、屋根用の130本だけでも先に欲しいのですが、届いたのは68本です。
しかし、もうやるしかありません。
竹食い虫がつかないように、防虫剤“ソリグノム”を塗る。
屋根の横木に25センチ間隔で留めていく。
竹といえども、ぶ厚いのでかなり強い。
次回に続きます。