ビーサンよ、答えておくれ
変な画像ですいませんが、私のビーチサンダルです。
カタチは私が整形した『オリジナル』。
(ナゼかと云いますと、足がダン広なので大き目サイズを買うのですが、すると、前後に長すぎ歩きにくい・・・・だから、前後を自分でカット)
比国の田舎暮らしですと、1年中、朝から晩までビーサンです。
だいたい一足のビーサンは、3ヶ月くらいもちます。
たまに、買ってすぐ壊れる不良品に当たることもありますが、フィリピンですから仕方ないでしょう。
このビーサンはめでたく天寿を全うし、そろそろお役御免の時期であります。
もう底が薄くなって、幾つか穴があいてきています。
現場のジャリの上を歩くと、穴から石が顔を出し痛いです。
裸足よりはマシですが。
フィリピンでは、市場に行けば、1年中ありとあらゆるデザインのビーサンが、所狭しと並んでいます。
品数、品揃えとお値段の安さは、日本の比ではありません。
かつてのフウテンがそうであったように、たいていの日本人は、革靴を履いて会社に行きます。
日本のサラリーマンにとって、地味なスーツが制服であり、革靴が制靴?ということでしょう。
私の場合、フィリピンの田舎を生活圏、スクーバダイビングをシノギとして、ビーチリゾートを戦場として10数年。
制服は常にTシャツ短パン、戦闘服はウエットスーツであり、制靴はビーチサンダルとなりました。
まことに安上がりで快適です。
多少くたびれていようと、周りもそうですので傍目も気になりません。
スーツのように、バカげた流行廃(はやりすた)りなど無いことも、気に入っています。
ワイシャツ・ネクタイとスーツを着込み通勤電車に・・・なんて、絶対もうできないでしょう。
それ以前に、(自慢になりませんが)こんな南洋ボケのフウテンおやじを雇ってくれる日本の会社は、ないと断言できます。
人の生き様というのは、不可思議なものです。
どこでどうして、私はこんなになってしまったのでしょうか?
すり減って穴のあいた赤いビーサンよ、答えておくれ。