海ブドウは食べ放題
フウテンおやじ妻です。
最近、ある物にはまっています。
ここフィリピンに住んで、ぶったまげることも多々ありますが、こうして幸せを感じることもあるので、やめられません。
しかもとても些細なことなのですが、これが“食べ物”となると、私としてはポイント高しです。
それは何かといいますと。。。
冒頭画像です。
またの名を《グリ~ンキャビア》。
カタカナでかっこよく表記しましたが、日本では“海ぶどう”という名前で人気があります。
このぷちぷち感と磯の香りの絶妙なコンピネーションがおいしくて、おいしくてはまっている私です。
毎週日曜日、一応主婦の私は買い物リストを持参して、市場まで野菜やフルーツなどの買出しに行きます。
魚売り場で一回りして、新鮮でおいしそうな魚があれば買うのですが、その売り場に海藻売りおばちゃんが陣取っているのです。
最近では、3,4種類の海藻、そして小エビなどを売っています。
「ちょっとぉ、私なんかしたっけ?」と気を抜くと、言ってしまいそうになるぐらい、愛想が悪く、絶対客商売にはむいてないおばちゃんです。
が、それでも用事がない限り、毎週海ぶどうを買う私に、最近は片方のほっぺをひきつらせながら、たぶんあれは”彼女流愛想笑い”をするようになった、本当は健気な地元のおばちゃん。
さてこの海ぶどう=グリーンキャビアの正体は、“クビレズタ”(括れ蔦)という海藻です。
長さ2~5m程度まで成長するそうで、匍匐茎(ランナー)を伸ばし、匍匐茎の途中から直立する茎が生えます。
この直立する茎が食用になる部位で、球状の小枝(葉のような形状)が密生しており、「海ぶどう」の由来にもなっているそうです。
また、和名のクビレズタは、直立する茎と小枝の間がくびれていることにちなんで、つけられたとか。。。
海ぶどうは植物繊維を豊富に含み、カルシウム・鉄分・ビタミン・ミネラル等を多量に含む低カロリー自然食品だそうです。
しかも、科学技術庁資源調査会の平成12年の日本食品標準成分表によると
エネルギー 4カロリー
たんぱく質 0.5g
脂質 0.1g
炭水化物 1.2g
ナトリウム 330mg
カリウム 39mg
マグネシウム51mg
鉄 0.8mg
と。
含まれているとてもヘルシー食品です。
日本では三倍酢なんかで召し上がるそうですね。
私の場合は、酢の代わりにカラマンシーを使っちゃいます。
ぶどうに似ている正真正銘フィリピン産海ぶどう。こんなふうになって売られています。
茎の部分はとり省いて、このように。。。
あとはお好みのタレで、いっただっきま~す。
日本では沖縄産の海ぶどうが大変人気のようで、しかも結構なお値段で通信販売しています。
ちょっと気になり調べてみると。。。
100g 1,680円とか。。。。
こっちのお店さんは1kg=5,500円なり。。
げげっ。
病的に たっ たかいっ
私は、海ぶどうを食した時の幸福感をお客様と分かち合いたい!という密かな?願いがあり、実はウチのメニューに入れようと思っているのです。
しかしフウテン、海ぶどうを見ると
「また、買ってきたの。。。。」
とシラケています。
*フウテン注:ガイドしていて見世物が少ないときなど、海底で海ブドウを取って食べてお見せすることもあります。水中でバナナを食べたり、瓶コーラを飲んだりするのと一緒で、海水を呑まないちょっとした工夫をすれば、誰でもできます。
]海ぶどう大好きな方、ぜひ召し上がってみたい方、リクエストしてくださいね。
てんこ盛りにして、用意させていただきます。
それでも物足りない方、特別企画、“海ぶどう採りダイビング”に参加しましょう!
乞うご期待! ←ほんと??