ビーチボーイ&ビーチガールのクロニクル

南国ビーチで、ゼロからリゾートを建設し、営業し暮らした記録です

階段作り開始

(この斜めの2本の木は、階段作りの第一歩。青シャツ23番は巨匠:ドドン)



今回の工事で、階段は何度かケチが付いた。


その祟り(たたり)ではないだろうが、どうも満足いかない。


(エンボイが珍しく仕事中に笑顔を見せた)


階段ができれば、2階との行き来が楽になる。これがホントの『次のステップ』だ。


(階段の型枠、製作開始)


ドドンの足を見ると幅を誤解する、小さな巨匠:ドドンは身長160センチ弱、階段の幅は120センチだけ


(横から見ると)


(鉄筋びっしり)




(ベニヤと椰子の角材で型枠完成)


(セメント打ち)


(2日後、サイドの型枠のみ外した)


後は、このまま10日ほど養生してから仕上げをする。


階段下は収納を作る予定。





そういえばその昔・・・・


このフウテンオヤジが少年だったころの、実家の階段は急だった。


当時としては珍しくも無いが、傾斜45度を超えていたと思う。


住宅の寿命が短い日本(某統計では平均28年、欧米では倍以上だと思う)のことであるから、すでに建て直され、今は階段はゆとりの角度と広さ、手すり付きとなっている。


しかし当時、昭和40年代だが、たらちねの母や我ら兄弟の末っ子が、よく滑り落ちたものである。


下は玄関のセメントのタタキで、自転車なども置いてあったりして、今思えばよく大事に至らなかったと思う。


その所為か、小さい頃は末弟のKの頭が、コブでデコボコだった。


そして何の因果か、実は今回のクラブハウスの階段もエントランスからすぐの位置。


リゾートのクラブハウスにしてはやや急(35度くらいか)、という因縁を踏襲しているのだ。


これは設計者である私の責任なのだが、階段の位置、そして角度計算は一筋縄ではいかない。


考慮したつもりなのに、やはり”特級建築士”という弱点か。



因果といえば、応報。


奥様Mは、急な階段を恐れる。


何故なら、ここだけの話、大足なのだ。


バカでかい足なのだ。


(タバコは私のウインストンライト・ロング)


上の画像は極秘投稿写真の為、拡散厳禁だ。


南洋の島の、ビーサン焼けも鮮やかな足。


いわゆるサイズは自称26センチ、実測28センチ。


急で踏み代の短い階段は、足が半分しか乗らず、落ちそうで苦手なのだ。



しかもビーチリゾート業でビーサン生活が長いせいか、近頃さらに成長しているようなのだ。


あと5年もすれば、『15文キ~ック!』とか見舞われそうで、私はその足をそっと横目で見ながら、恐れおののいている。


打ち明ければ、小足女の多いフィリピンではどこの靴屋に行っても、Mに合う女物の靴は無いのだ。


デザインが気に入ってもサイズが無い!


(奥様Mが若い頃居たアメリカでは、自分の足に合う靴が普通に売っていたという)



私フウテンが幼少の頃は、『バカの大足、リコウの小足』とか、『バカの大足、間抜けの小足、ちょうどいいのは俺の足』とか言った。


可哀そうだが、おかげで「靴マニア」なMはオシャレな靴を買えないから、その分出費が浮く。


奥様Mは毎回靴屋で地団駄踏んでいるが、これは私にとっては、ウヒヒッな、いいことだ。


だいたい、イメルダ夫人じゃあるまいし。


普通、足は2本しかない。


ひとり一人の靴は、計5足もあればいいだろうに・・・・


そう云う私の足は、Mよりずっと小さく(25.5センチ)、四角いゲタ足で甲高なのだ。



よって我が家では、足の話はお互いのコンプレックスを刺激するため、ご法度なのだ。




ところで、エンボイに、「もっと踏み代を長くして!」 とMが密かに注文をつけたらしい。

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