給与前借りのルール
先週とうとう、お約束の「給料前借り=チョウダイ!」=いわゆる『フィリピンアルアル』が、ワーカーから出たと言う話をしたが、その続編です。
クリスマスイブ。
給料日でもあるし、奥様Mと2人で現場着、16時30分。
あらかじめ、携帯メールで全員待っているように知らせておいたので、揃っている。
まず・・・・
前借りは・・・
*次の給料の50%まで
*払い終わるまで次回の前借りは無し
というルールを決めたと説明する。
そうしないとお菓子を欲しがる幼児のようにダダをコネるだろうし、際限がない。
また今後必ずと言っていいほど出てくる、『家族が病気!』などの理由による自己都合の借金、を避けるためだ。
そして一番大きな理由は、前借りがオーバーラップすると、こちらの計算がややこしいのだ。
全員納得してもらい(ノーチョイスだが・・・)、いよいよ本日のメーンエベント!
奥様Mが何日も前から準備していた、ワーカー全員と管理人ルイーラへのクリスマスギフトを渡す。
この国では、雇用者が被雇用者にクリスマスギフトを渡すのは、ほぼ常識。
それでも、日雇いの工事人にも渡すのは、余程の事がない限り普通はないと思う。
ともあれ、みな遠慮しつつも、ニコニコして受け取る。
おそらく工事現場作業をしていて、クリスマスギフトを貰ったのは、彼らにとっても初めての経験だろう。
まあ善しとしよう。