ビーチボーイ&ビーチガールのクロニクル

南国ビーチで、ゼロからリゾートを建設し、営業し暮らした記録です

ビーチは庭?


ウチの前のビーチです。


この時期、海はベタなぎで風も弱いです。



『暑いっ!』


などと言いますと、「セブ島は熱帯だからアッタリまえだろう~が」とかえってきそうですが、そうではありません。



いなかで木々も多く海浜ですから、4~5月以外は涼しいんです。


まあこの『涼しい』と言うのも私が感ずるのでありますから、あまりあてにはなりませんけど。


とにかく、今が一年で一番暑い時期ではあります。


暑いときには、海が一番!



左ベビーシッタアー、右フィリピン1号





この時期、海はベタなぎで風も弱いです。



フィリピン1号は海遊び大好き。


毎日子守りさんと海に浸かってます。


こういう時は海が気持ち良い、と言うのを本能的に分かるのでしょう。



奥様や私フウテンは、大人として世間様のしがらみで仕事や用事があり、こんなときには海に限ると知りつつも、海で遊ぶ息子をたまに眺めるだけであります。



『ました』と過去形で言うべきでしょうか。


今いらしている知り合いのお客様が、船をチャーターしてダイビングに行かれました。


当然私としましては、ガイドとしてお供いたしました。


ダイビングの詳細は、後日ご報告いたします。




船が戻ったとき、ウチのビーチに戻ったとき、船上からパチリとしました。


ウチは、いわゆる『ビーチリゾート』のゴージャスな『ド~ダッ、見てみろ~!』と言う威圧感のような雰囲気はありません。
かなり地味です。



クラブハウスは奥のほうにございます。


満潮でしたので、浜は5メートル幅くらいしかありません。


まだ工事もありビーチは少々散らかっています。


左の白いのが第一コテージ、右の茶色の怪しげなのがお座敷レストランです。


クラブハウスなどは、こちら側からですとズ~ッと奥になります。


ビーチから100メートル先にハイウェイ(州道・国道)が通っています。

津軽弁

フウテンオヤジ妻です。



某メディアに『〇〇県警察、方言のまま供述書に記載』


というタイトルがありました。




①「じぇぇんこ、出せ」


②「わ、あだまさきて、石で殴ってまったじゃー」




など、だそうです。


これを読んで吹き出してしまったのは、私だけ、フウテンは意味がわからず、きょとんとしてました。


これらはれっきとした日本語です。この文の意味、お分かりになりますか?


①=「金を出せ」


②=「私は頭にきてしまい、石で殴ってしまいました」


になります。




内容は警察の供述書ですので、ぎょっとしますが、これは私にとってなつかしい津軽弁なのです。




最も有名な?津軽弁は


「どさ?」


「ゆさ」




です。
長い文章を短く表現するという、東北方言の特徴を端的に表している代表的な会話です。
ちなみにこれは・・・



「どごさ行ぐの?」(=どこへ行くの?)


「湯さ行ぐどご」(=お風呂に行くところ)


となります。


津軽弁のルーツは、6~7世紀の大和言葉だそうです。


“ほいど”(=欲深い)などは、あまり使われない仏教用語や“ばっけ”(=ふきのとう)などはアイヌ語に由来、“ていぎ”(=面倒くさい)は古典漢語から変化したものとか。。。




結構奥深い言葉なのです。


でも、こんなふうに会話されてしまうと↓



A  「おぉ、おめこったどごでなーっちゃんず?」


B 「あ~、Aだが。わー今けやぐどまぢあわせしちゃんだばって、まんだだもこね。おめは?」





A 「やあ、お前こんな所で何してるの?」


B 「あ~、Aじゃん。私は今友達と待ち合わせしてるんだけど、まだ誰も来てないんだよね~。Aは何してるの」


全くわかりません。




その昔、私がまだ小学生だったころ、東京の某テレビ局が「青森のおばあちゃん 対 鹿児島のおじいちゃん」というタイトルで番組を企画したことがありました。



その青森のおばあちゃんに、近所のおばさんが抜擢されたのです。


招待状の“用意する”欄には、真面目に、
通訳一人


と書かれてありました。


そのおばさん、撮影のため上京しましたが、あまりにも鹿児島のおじいちゃんとの会話が困難になってしまったため、その企画自体がボツになってしまったそうで。。


またずいぶん前に“アップダウンクイズ”という番組がありました。


毎週日曜日、夜7時から放送されていました。


解答者6名がゴンドラに乗って、10問正解するとハワイ旅行と賞金があたる、という番組です。
ある日のアップダウンクイズ、解答者の一人が青森県出身でした。


もちろん津軽弁、しっかりと訛りのある日本語で、でも次々と正解していきました。




その人は断とつトップ、あと一問正解するとハワイ旅行、というところでした。



さぁ、ハワイ旅行をかけての質問です。


司会「体の中で「へ」のつくところは?」


ピ~ンポ~ン


最初に押したのはトップの〇〇さんでした。




司会「さぁー、〇〇さん、これが正解するとハワイ旅行です!答えは!?」


〇〇さん「(大きな声ではっきりと)答えは、へなが!!」




一瞬会場が静まりかえり、司会もキョトン。。。


そして〇〇さんが乗ったゴンドラが


ブッブッー


とブザーがなり、下まで降りてきてしまいました。


司会「ざ、残念です、〇〇さん。へなが?ですか?正解は“へそ”でした~」




津軽弁。。。。


一部の人は背中を“へなが”と言うのです。





息子“む”、いちおう今はビサヤ語、英語、日本語を自由に操っては、話す相手によって言語を変える、というわざをやってのけています。


そんな“む”が唯一話す津軽弁は



「ちょっとまで~~」(=ちょっと待って)


もちろん私の父から伝授されたものでした。


お父さん、孫との文化交流?ありがとうございます。



ここセブ島で話されるビサヤ語は、マニラ首都圏で使われるタガログ語と全く違います。
たぶん津軽弁を聞くぐらいに。訳がわからないんだびよ~~~ん、(=訳がわからないんだろう)と思います。



とっちぱれ(=おしまい)