カーテンレール
(クラブハウス2階用に買ったカーテンレール)
洒落たカーテンレールは、目の玉が飛び出すほど高い!
お金持ち=比国ではほぼ見栄っ張り=御用達だから、それでいいのだ。
ゆえにちゃんとしたカーテンレールとカーテンが付いている家は、この国の田舎ではリッチの証明だ。
そう言えるほど、ちゃんとしたカーテン&カーテンレールには、めったにお目にかかれない。
暑いという風土気候のせいもある。
日本でさえ、『家は夏をもってムネとすべし。』という言葉がある。
暑いところでは、豪奢なカーテンはより暑さを演出しかねないし、ジャマくさいのだ。
反対に北ヨーロッパの寒い国などのカーテンは、非常に凝った美しいものが多い。
しかしどこに住んでも、たとえ熱帯に住んでも日本人はカーテンにも凝りたがる。
私フウテンはどちらかというと無頓着だが。
(アタッチメントのついた金属棒状。単純構造だ)
次はカーテン探し。
各窓のサイズをメモして、SM(最大手スーパー)のカーテン売り場。
チラッと見るとサイズが長い。
窓のサイズを店員に言う。
うわのそら(比国ではよくある事)の売り場担当。
そして曰く、「カーテンは、みな同じサイズです。」
(・・・ガーン!)
3×6(フィート)=幅120センチくらい長さ240センチくらい=が「標準サイズ」で、それ以外は無いと言う。
ノーチョイスで買うしかないのだ。
白いプライスシール=定価品=を避けて、黄色いシール=値引き品=の中から選んだ。
一枚、399ペソ(約1000円=当時の値段ですので・・・)。
ど田舎に持ち帰り、知り合いの縫い子さんに切って縫ってもらった。
加工賃1枚に付き20ペソ(50円)。
9枚あったので180ペソ。
切り取った部分は、あとで枕カバーかクッションカバーに縫ってもらおう。
ウチの仕事で、近所のおばちゃん家族も数日暮らせる。
”近江商人”じゃないけど、『三方善し』だ。
(レールの取り付けは若手No.1のエリックを指名)
コツコツとひとり仕事、でも任せて安心。
陰ひなた無く仕事するので、貴重な人材だ。
(そつなく予定通り終了)
画像では見にくいが、カーテンに金属のドーナッツ?が幾つか嵌めてある。
それを互い違いにレールに通す。
熱帯の家のカーテンなんて、これで必要充分である。
防寒と保温は不要、せいぜい遮光と目隠しが目的だから。