鬼の霍乱(かくらん)?
ひょろりと高い椰子の木は、大風には揺れることで耐える。
日曜(例によって、10数年前のある日曜日です)は、いつものバンを借りての、セブ市に資材の買出しでした。
2週間前に積みきれなかったタイル600枚のピックアップと、化粧用木材、塩ビパイプなど諸々でした。
折りしもカトリックの、“ALL SAINTS DAY”=万聖節=ハロウイン、の翌日。
帰りは珍しく大渋滞です。
何でそんな事になるかというと、フィリピンのハロウインは、子供達が仮装して『トリック・オア・トリート』というようなモノではありません。
(まして、日本の渋谷スクランブルで、若人がハジけるような日でもありません)
比国でも、スーパーでは仮装道具も売り出すし、都会ではそういうハロウインも無くは無いが、田舎ではそんなスタイルは少ないです。
一般的にフィリピンの万聖節(ハロウィン)は、お墓参りをする時期なのであります。
都会や街に出て働いている人達も、里帰りしてきます。
日本のお盆と同じで、”民族の大移動”が起こります。
したがって、渋滞なども起こるのです。
さてそんな『ゴー・ストップ』のバンの中で、やたら下半身というか両足が痛い。
オンボロ車に、早朝からずっと座っているので、そのせいだろうと諦めた。
それにしても、今日はナゼかヤケに疲れたな~、
全身、けだるいし、
などと思っておりました。
暫らくして、両手のひらが突然かゆくなり、強烈なサム気。
・・・突然の発熱。
全身がガタガタ震えるので、奥様Mには悪いが、(外気温は30度なのに)車のエアコンを切る。
それでも寒いので、奥様のカーディガンを取り上げる。
ナンか、やっちまったのか・・・・
これが『鬼の霍乱(かくらん)』ってやつか・・・・
いやいや、ロクデナシの私を鬼に例えれば、鬼に失礼だ。
ハロウィンだから、なんぞの霊の祟りか・・・・
その後・・・・
薬漬けでほとんど横になっておりました。
節々が痛く、力が入りません。
熱帯特有の熱病が幾つかあるので、それに感染したのかも知れません。
自己免疫力で治すしかありません。
病気が抜けてないのもあるでしょうが、年寄りのようにゆっくりしか歩けません。
現場に行っても、足場に頭をぶつけたり、けつまずいたりで、熱が下がるまでは要注意です。
そういえば、オデコの辺りの白髪が急激に増えた?、ような気も致します。
しかし、現場の隅々をチェックしないと、とんでもない事になってしまうかも・・・・
あたり前だけど、私の代わりはいないのです。