玄関ドアを作る
巨匠:ドドンだ。
仕事が終われば酒びたりだが、作業中は頼りになる。
さて、コテージ2号のメイン(入り口)ドア。
室内のドアより太く厚い木⁽むろん古材木)を使用。
製作担当は、あたり前田の『巨匠(別名:ヨッパライ)ドドン』。
私は敢えて図面を引かなかった。
ドドンに丸投げした。
名犬ロイヤーも興味津々。
ドドンは、図面も絵も持っていない。
比国ではよくあることだが、図面は読めないのだ。
ダボを切って、上部の半円部分に取り組む。
図面は、ドドンの頭の中にあるようだ。
こういう時は、ドドンも集中して無言だから話しかけない。
上の半円は、木で作る前に合板で型を取っている。
内心、私は『無理な注文出したのかな』と心配なのだ。
ドア上部の半円部分をダボで繋ぐ巨匠:ドドン。
リクエストしておきながら、こういう細工は私にはできない。
半円を木で細工。
クチは出せない。
彼の経験値に頼るしかない。
あらかた決まったので、ヘルパー⁽手前⁾を入れた。
裏表に板を張り、モールディングで押さえる。
これで形はOKだから、やすりをかける。
上の半円部分は、色ガラスを表裏2重に貼る予定。
重さ40キロ強になってしまった。
さらに飾りを追加したので、50キロ!
いい開閉音、するかな?
作り始めて1週間=6日間でドアパネル1枚ができました。
『マンパワー』というか、人件費が安いフィリピンの田舎ならではの作業です。
ですが、都会の家具屋で売っている、中国製の小洒落たドアパネルより、へヴィドューティ、質感も存在感も、耐久性も高いはずです。
何より、我らが村の巨匠、ドドンの魂がこもっている、素敵なドアだと私は思います。