ビーチボーイ&ビーチガールのクロニクル

南国ビーチで、ゼロからリゾートを建設し、営業し暮らした記録です

白い飲み物を作る

(ココナッツを割って、まず赤いピッチャーにジュースを取り、Rオバちゃんは肉厚なココナッツの中身をホジっている)




フウテンおやじ妻Mです。(M=Y)


セブは真夏(3月~5月頃)になると日中は暑くて暑くて。


フウテンおやじは更にすさまじい汗ジミをTシャツにつくり、ナンチャッテ現場監督をがんばっています。


かくゆう私も、色の濃いTシャツやトップを着ていると、フウテンほどではありませんが、”げげっ、恥ずかしい!“と思うぐらいの汗ジミができてしまいます。


とにかく暑いです。





そんなある日。。。。現場でいつものように、なんちゃって現場監督の助手らしき仕事をしていたのですが、やたらに喉が渇きます。


(あ~喉が渇いた。。。。喉が渇いた。。。何か飲みたい。。。。)


かといって、今は現金の持ち合わせなし。。


「う~ん」と唸りながらふと上を見ると。。。。


あ~、これがある!


南の島ならではの飲み物、ココナッツジュース!!



早速、棟梁エンボイにお願いして、ヘルパーの中から一人、“それ”用に人を回してもらうことにしました。


しかし。。。。


私一人では飲めない、というか、ここフィリピンでは、とかく食べ物に関しては“みんなで食べよう!みんなで! スタイルなのです。


私が飲むなら、ワーカー全員分も用意しないといけません。


今は電気屋さん、そして水道屋さん、管理人のおばちゃん、息子“む”と子守り、などなど総勢30名近く。。。


となると、ココナッツの実30個位は確保しなければいけない。。。


ま、たまにはいいか。




さて、エンボイがまわしてくれたヘルパー、リトイ。


リトイは、普段履いているビーチサンダルをぬぎ、ひょいひょいとウチのそんなに低くはないココナッツの木に登ります。


リトイはウチのヘルパーでも超~マジメ・ナンバー2ワーカー。


性格も温和、人がよさそう、いつもニコニコ、とてもおとなしいのです。



今日は別な所で大活躍してくれました。


リトイのように、椰子の木に登りココナッツの実を採る人を『ココナッツ パイロット』と呼びます。


確かに木に登るだけなら誰でも、そんじょそこらの若者でも出来るかもしれません。


が、登ってからが腕の見せどころ。


適度に熟した椰子の実を見定めなければなりません。


そんなリトイを下で見守る私と管理人のおばちゃん。


おばちゃんは、普段はぼーっとワーカー達の仕事を見ている。


口を開くと、働くワーカーのジャマをしているのではないかという勢いで話すおばちゃんには、こういう時こそ働いてもらわないといけません。


おばちゃんには、「ココナッツ・ジュースを3時ごろ出せるように冷やしておいてちょーだいね」、とお願いしました。



そうすると、前もそうですが、大きな入れ物などなくてもちゃんと何処からかちゃっかり借りてくるのです。


またもやランチ後、おばちゃんとリトイは自家製白い飲み物の準備を始めました。




さすが、ココナッツ・パイロット!彼によって選ばれたココナッツの実を割ると中には肉厚の白い部分!



(真剣なまなざしで作業をするウチの管理人おばちゃん、さすがに口は閉まっています)



そして3時。。。。


(氷で冷やした、おいしそうな自家製白い飲み物)


ココナッツジュースを持っている手は私の手ではありません、念のため。



もうすこしアップで



(コップの中に浮かんでいるのはココナッツの中身)



本来ココナッツジュースは透明で、ポカリスエットを薄くしたような味なのです。


ちなみになぜこんなに白いのかといいますと、やはり甘いもの好きのフィリピン人。


やってくれます。


ピュアな味のココナッツジュースにコンデンスミルクをたっぷりとまぜるのです。


するとココナッツジュースが・・・・


♪ミルキ~はマ~マのあっじ~~♪


となるわけです。


3時になると、現場からぞろぞろとワーカー達がそれぞれのコップや容器を手に持って、出てくる出てくる。。。。


私も、なつかしい味についついががーっと一気飲みして、2杯目。。。


さすがに胸がいっぱい、胃がいっぱいになりました。

×

非ログインユーザーとして返信する