ビーチボーイ&ビーチガールのクロニクル

南国ビーチで、ゼロからリゾートを建設し、営業し暮らした記録です

エンボイの嫉妬=やきもち

(2階の天井の桟を張る作業が始まった)



先日お伝えしたように、2階の天井張り作業をイグレシア信者Fの屋根屋チームにコントラクト(請け負い)で依頼した。



例によって、きっちり約束日に現れ仕事を始めた。


屋根を施工した時とは、メンバーに変更があったが、4人組だ。


そして前回同様、口数少なく黙々と仕事に励んでいる。




(1日もかからずに、ひと部屋の天井の桟を張り終えた)





このFのチームは、朝チョット仕事の段取りを打ち合わせれば、それで1日任せられるので、私フウテンオヤジ=特級建築士?のインチキ現場監督としては、とても楽なのだ。


(くわえタバコですごい身なりと笑わないで欲しい。むしろ左下のヘルメット姿のほうがここでは異常なのだ)




ひとつ困るのは、ウチの棟梁エンボイのやきもち、嫉妬だ。



やきもちと言っても、自分達がする予定だった天井張りの仕事を彼らに取られたという、嫉妬、ライバル意識のような感情だ。



「この現場の仕事は俺達のものだ!」という自負がエンボイには強くある。


彼には「俺はこの現場の棟梁だ!」というプライドもある。


したがってそのプライドに歯止めをかける意味もあって、屋根や電気工事などを私が専門業者に委託したわけだが、エンボイはそこの職人達に対抗心がアリアリなのだ。


こういう心情を私はけっして悪いことだとは思わないが、男のクセにウジウジと嫉妬するので面白い。



例えば、私が屋根屋チームと話していたりすると、エンボイは自分の仕事をホッポっても、脇に来て話の内容を聞きたがる。


屋根業者の社長のFと話している時など、エンボイの耳が3倍くらいになって、薄い眉毛のはしっこにある目玉がじっとこちらを見ているのが、私の視界の隅に映るのだ。





そして後で私のところに来て、「またあいつに頼むのか?」とか「俺達のほうが上手いから、俺たちがやる」とか言ってくる。


かと思うと彼らの仕事のアラを探して、ここはオカシイとかご注進に来る。


私としては、金銭コストと時間を含んだ仕事のクオリティの2点を考慮して、エンボイ組にやらせるより、ベターと判断した作業パートはコントラクトチームを入れている。


そこが彼には判っていない。


自信過剰なのだ。


だいいちコントラクトはその仕事が終われば、ハイさようなら、でお終いだ。


私はエンボイとエンボイチームの何人かは、当分面倒を見てやろうと思っているのに、そこが分かっていない。




しかしそのエンボイも水道工事人だけは、嫉妬しない。


何故なら、水道チームはエンボイの紹介で入れた彼のご近所さんなのだ。


このイワク付き水道屋さんの話は、また次に・・・

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