腕の悪さを資材でカバー
まずはこれらの写真を見て欲しい。
ちょっと鉄筋が多いと思います。
鉄筋と鉄筋のつなぎの重なり幅も、非常に長い。
これには確か規定があったような気がするが、ここでは60~80センチくらいオーバーラップさせている、過剰?
ポストからビームが十字に出ているところなんか、鉄筋だらけで、セメントの入る隙があまり無い。
このあと更に、スラブの鉄筋もここに絡んでくるのだから。
冗談でなく、砂利は無論、セメントはあまり入らないだろう。
技術の無さと質の悪さによる強度の不安を、大量の鉄筋使用でカバーしようということなのか?
ウ~ン、ヨク、わからん。
一般的には、施工業者は材料費や職人のランクをケチって、利幅を増やそうとする。
まぁ、その辺は日本でもあり得る事。
ところがウチの工事は、建築会社という業者を使わず、材料をウチで購入して、この村の職人たちを日給月給で雇用し、工事を進めていっている。
設計と監督は、自称:特急(インチキ)建築士の私である。
だから、上のようなこともある。
しかし、手抜き工事されたり、材料をケチられて、欠陥ビルディングになるよりはマシ。
例を上げればきりがないが、例えばの話、ブロック塀で鉄筋を間引きしたり、鉄筋の代わりに竹を入れたブロック塀なんてのも、よくあるお国柄である。
それに、日本よりセメント(コンクリート)自体の質が悪く、強度も低いのだ。
だけどな~ぁ、高価な鉄筋をここまでぶち込む必要があるのか?
セブは、地震はほとんどないし・・・・
予算には限りがあるし・・・・
(アタマ痛いし、白髪が増えそうだ)