お座敷が完成した
(海側から見た”お座敷”)
傍目には遅々として進まなかった“お座敷”の工事が、どうにかほぼ終了いたしました。
実際のところ、工事は着々と進んではいたのですが、他のプロジェクトと同時進行させていたので、スロースピード。
結果的には、『やっと出来た!』という感じは否めません。
とにかく、心地よい風が吹く海沿いです。
ニッパ椰子の葉で葺いた、涼しげな屋根の日陰です。
床は、身体に優しく弾力のある竹張りで、隙間からの通気性もあります。
ゴロゴロしても、竹ですので体が汗ばんだりベタツクことはありませ。
ということは怠け者には、快適至極なのであります。
したがって、工事中はウチの職人連中も、この作りかけのお座敷で休憩したり、おやつを食べたりしていました。
工事が終わり、完成後は職人達は使えなくなります。
ですので、わざと他のパートに手をつけながら、快適休憩所を確保するため、お座敷の工事を引き延ばし、引き延ばししていたキライはあります。
私フウテンも、そのことには当然お見通しでしたが、あえて野暮なことは言わず、急かしませんでした。
ドリルで穴あけをして、ゆっくりと(失礼!丁寧に!)床のブトン(竹)を張るカミーロ。
紫色だったコンクリートの柱も、時間をかけて、塗り替えました。
照明は、私が考案?した、いつものココナッツ照明。
ココナッツの殻を磨きニスを塗り、防水ソケットを嵌めてペイントしたものです。
最初の頃は、私が作り方を教えながらやっていましたが、最近は彼らも慣れてきて、「何個作って」といえば、見ていなくてもまあ大丈夫です。
お座敷の梁に計8個取り付けました。
手こずった掘り炬燵式テーブルも、ついに完成。
12メートル×4メートルのお座敷です。
正面にはストーンテーブルと海が・・・。
これでほぼ完成です。
犬を追う?ように、職人達を締め出しました。
ほっておけば、職人たちの『休憩所』になってしまうので。
それでも、こっそり昼寝しているフテェ野郎もいますが・・・
まぁ、文句は言いません。
当然、彼らにも権利?は、ありますからね。
数えきれないプロジェクトの完成は、彼らのお陰なのです。
私一人では、絶対にできないことですから。