初体験のカマド作り・・・3(えっ!?)
竈(かまど)を作るーーー前回からの続きです。
ウチのビーチで拾った石とモルタルで、側面の壁を立ち上げていく。
白いのはセメント袋・・・こぼれたセメントで中の床が汚れないように⁽=養生⁾敷いてあります。
問題はここからです。
欧米の屋外タイプでは、普通は天井部分は鉄棒を何本も渡して、グリル調理できるようにしたものが多いです(場合によって、さらに上に鉄板を乗せる)。
フィリピンも欧米文化の影響を強く受けてますので、ほとんどその構造です。
しかし私は、穴の開いた天板を作り、鍋や釜を乗せる日本の竈⁽カマド⁾の仕様にこだわります。
内面を仕上げる。
2口にするので、”効率”を考慮し、仕切り壁の型枠を組む。
型枠を作り、天板用の鉄筋を組みはじめる。
熱でヒビ割れるだろうと、ここは⁽崩落防止のために⁾鉄筋を入れた。
天板に大小の穴を開けるため、枠を入れる。
現場の残材の、トタン板とハーフインチ厚の合板を利用。
そして拾った石ころを詰めた。
天板の型枠、完成です。
あとはセメントを打てば天板が出来るのですが、ここからが問題です。
私は素人ですが、そもそもカマドや炉は、耐火煉瓦を組んで作るのが一般的?だと思います。
何故なら、セメントは熱に弱いからです。
そのため普通は、耐火(熱)セメントを使う⁽たぶん⁾でしょう。
さもないと、高温→冷却→高温→冷却、の繰り返しで、ひび割れて崩れます。
横や奥の『壁』はともかく、天板には直火がバンバン当たります。
熱膨張係数が違う鉄筋は、本来入れたくなかったのですが、割れたときに崩れにくいだろうと入れました。
崩壊の予防策、ひび割れることを前提として、やってます。
エリックもそこらは分かっているようで、穴の周囲に細い鉄筋を回してくれました。
そういう話をスタッフにしていたら、こんな噂が飛び込んできた。
ペンキ職人のKが言っているという・・・・
『セメントに“カラマイ=KALAMAY”を混ぜると、ひび割れない。』
「えっ!?」
私は耳を疑いました。
『カラマイ』って、あのカラマイのことか・・・・・??????
(ホント???)
長くなってきたので、次回に続けます、すいません。