お座敷にスダレを・・・後編
竹を切って裂いた“バンブースティック”を仕入れます。
幅4~5センチ、長さ3メートル、12束(約220本)です。
各自好きな場所で作業開始。
現場の”日陰で、なるべく涼しい場所”で皮むき(外側の緑色のほう)です。
『スンダン』=山刀の柄と刃を両手で持って、剝いていきます。
皮を剥いた後は、長さを揃えて、ドリルでナイロン糸を通す穴を穿ちます。
60ポンドテスト(径1.00ミリ)のナイロン糸で編んでいきます。
手間のかかる仕事です。
他にも漁網の繕いなども、海沿いの村人ならたいてい誰でもできます。
私も漁網の繕いはできるのですが、時間がかかり、仕上がりはキタナイです。
やはり
経験値には適いません。
画像の奥の方がビーチです。
日向は33度くらいありますが、日陰は湿度が低く微風のせいで快適です。
しゃべりながら黙々と??
こういう作業は、皆さん子供の頃からやっていますので、余裕のよっちゃんです。
竹簾の端に2インチ角のヤシ材木をナイロンで固定して、更にお座敷の軒下に縛り付けます。
1枚20キロ前後とそうとう重いです。
半年経過して、竹が乾燥すれば半分の重さになるでしょう。
ざっとこんな感じになりました。
釘を使うと海近ですから2年でサビて折れます。
ナイロン糸(釣り用)なら、5~10年は持ちます、
当初、厚手の透明なビニールシートを垂らす方法も考えたのですが、竹で大正解でした。
風情がありますし、竹のすき間を通ってくる、涼風がさわやかです。
機能的にも、竹と竹の隙間が適度な通気性と外部視界を保っています。
あとは巻き上げ用のロープと滑車を取り付け、竹にウッドステインを塗れば完成です。
ヤレヤレ・・・・