トタン屋根を、ナメるな!
さてこの前、と言っても既に数か月前ですが、ワークショップ(作業場・車庫・資材置き場)の建築がスタートしたとお伝えしました。
柱をモルタル仕上げして、ココ椰子材を組みトタンを張り、材木に防虫剤、屋根外側に錆び止めを塗りました。
中央の子供は、現場監督修行中(?)の息子フィリピン1号です。
ブロック壁仕上げ中の棟梁エンボイ。
壁の高さは1メートルで、上はオープンです。
これは裏側、手前にはクラブハウスのキッチンがあります。
四角いのはキッチンの排水の貯めマス深さ2.5m)です。
上から見ると、中はまだ資材でトッチラカってます。
ココ椰子材にはさらにアクリル系のプライマーペイント、そしてトタン屋根内側と共にはエナメルペイント、飽きずに白を塗ってます。
(白は黒に比べれば、ずっと熱を反射しますので理に適っています)
内部の仕切りを始めました。
北側の面の半分は屋根まで壁を作り、内部を木枠で囲みサイクロンワイヤー(菱形の金網)で覆います。
そして、鍵のかかるスペース4×3.5メートル高さ3メートルを確保します。
ここは将来、ダイビングタンクやレンタル器材などの貴重品を収納する予定です。
このように記述しますと、工事は着々と進み今にも完成しそうに感じますが、イヤ~なかなかです。
理由はこれ。
雨が降ると、屋根の下にも、なぜか雨が降るんです。
フィリピンではとてもよくある事ですが、参ります。
ワークショップは新品のトタンをはじめ、簡単な構造ですし何もケチってません。
それでも雨が漏るんです、何箇所も。
雨のあとは床に水が溜まるので分かります。
雨漏りと言うのは困ったもので、雨が降らないと分かりません。
(当たり前ですが。)
雨漏り検査は、雨が降っている時しか出来ません。
つまり、
・・・・雨漏りする→修理する→雨を待って確認する→また漏る→また修理する→また雨を待って確認する→また漏る→修理する・・・・
このサイクルが続きます。
また、修理するには、シーリング材を充填するのですが、雨が降りそうな時や降っている時はできませんし、何時間か陽がさして屋根が乾いたのちにします。
普通はどうって言うことは無いんですが、うちの場合、1回の修理で決められない。
かれこれ10日くらいワークショップの工事は先に進めません(冗談みたいですがよくあることです)。
屋根をニッパ椰子の葉で葺くと、雨漏りはしないのですが、より漏りそうもないトタンで漏るとはどういうことでしょうか。
やはり、うちのスタッフは竹と椰子の葉と木の家しか作れないのでしょうかね。