初・椰子ガニの名犬ロイヤー
資材の砂山の上で、気持ちよさそうに昼寝する名犬ロイヤー。
さて、まだ暗い朝、4時のことでした。
”名犬ロイヤー“がワンワン吠えてます。
夜間のロイヤーは、ちょっとした物音や気配でも点検して、異常があれば吠えるという役に立つ番犬です。
深夜、塀の外を宵っ張りの漁師が通っても、塀に向かって吠えますし、近所の猫でも入り込もうものなら、俊足を飛ばして追っぱらいます。
そして問題が解決すると、また定位置で横になります。
ところが、今朝に限ってはいつまでも吠え続けます。
こんなことは初めてです。
仕方なく起き上がり、1回テラスに出るとロイヤーが迎えに来ました。
「どうしたのか?」と案内される方に行くと、夜行性の大きな椰子ガニが、セメントのたたきをカサコソと歩いていて、それに向かって吠えています。
私はそいつを捕まえて、塀の外にブン投げました。
(別にヤシガニは、ワルさはしないのですけど・・・)
それを見たロイヤーは、安心して私にじゃれてきます。
息子のように可愛いロイヤーです。
頼りになる番犬ですが、まだ生後5ヶ月です。
初めて大きなヤシガニを見て、興奮したのでしょう。