階段を仕上げよう!・・・後編
(踏板の仕上げペイントは、『ハドソントップコート』を選択した)
3液を混合する、ポリウレタン系のニスのような光沢のある塗料だが、表面がニスより堅く強く仕上がるので、木のフローリングや階段の仕上げなどに適する(と思う)。
出来上がった。
(セブの田舎としては、まぁまぁの仕上がりだ)
(2階から見下ろした)
(他にやることが無いしトップコートが余ったので、またダメ押しのペンキ塗りで、仕上げ)
以上の作業に2人で5日間、延べ10人の仕事となった。
フウテンは何もしていないではないか、と勘ぐる方がもし居たらソリャアナタ、おお間違いである。
故三平師匠ではないが、「たいへんなんすからも~ゥ」。
これらの施工プランを図面を起こし練って、適切な時期を選んで指示を出す。
そしてそれまでに必要な資材を全部調達するのは、このフウテンと最愛の奥様なのである、常の事ながら。
そして他の作業同様、しっかり見回って作業のミスを見つけ、手遅れになる前に修正させないとならない。
ここはフィリピンのど田舎だから。
ベテラン刑事のような目を持って・・・。
そうしないとこういう事(↓)になる。
上の画像でお判りだろうか?
(分かりにくいでしょ)
画像中央のバルスターの、上の四角の部分が他より短いのである。
実はバルスターには、(端部が)上下対称でない物が多い。
フィリピン人でも知らない人が多い。
と云うかラテン系、細かいことは気にしないのか。
私の選んだバルスターの場合は、上の画像のように、両端部分の長さに上下で差があるのだ。
つまり上下の区別があるのだ。
(デザイン上、長短どっちを上か下かにするかは、オーナーかフォアマン次第だが、まぜこぜはあり得ない。)
それにエンボイが気が付かず・・・・か間違ったか、1本だけを逆さまに施工したのだ。
そのエンボイのミスに私がすぐ気が付かず、そのままいってしまった。
私のミス、でもある。
こんなのはあとから気が付いたり、じっくり見てから分かったりしてはダメなのだ。
チラッと見た瞬間に、ピンとこなくては・・・・
『チラ、ピン』だ。
『チンピラ』ではない。
私もまだまだ修行が足りない。
というか、フィリピン田舎建築に10年以上携わったとはいえ、にわか現場監督の哀しさ、せいぜいこの程度なのかもしれない。
「特級建築士」?などと、ふざけている場合ではないのだ。
いいさ、いいさ、私の本業は、ダイビングインストラクターであり、リゾートのマネジメントだ。
そっちのほうで、本物のプロらしさを出せば良しとしよう。