リゾートのビーチ側
ビーチに面した石垣の上に、コンクリートと木のフェンスを作り始めた。
オバケの棲んでいた木(↓)を材料にする。
材料が元お化けの棲む木だから、大波も畏れ入って避けてくれるに違いない。
太さ10センチ以上の太い枝をコンクリートの柱の横に2本渡す。
そこに5~8センチくらいの細い枝を縦に取り付けていく。
このように『雑』な方がかえってイイのかも。
もともと曲がっている木だから、水平・垂直だけは合わせてくれと言っておいたのに。
右側の方の4本は傾いている・・・目を瞑ろう。
海に向かって右側の堤のフェンスです。
こんな感じになりました。
手前の緑はお化けの木の残骸。
向こう側は2m下にビーチがある。
つまり海を眺めるには絶好の場所。
万一落ちたとしても下は白砂のビーチ、怪我はしないと思う。
こちらは左側、まだ途中です。
あとは、コンクリートポスト(柱)の表面を『丸太風』に化粧する。
これは、名人左官のロッキーに任すことにした。
そして残るは、海に向かって開く中央の『ゲート』。
こいつが問題だ。
考えがまとまらないので、まだ図面を書けない。
職人達に相談したが、例によって誰も考える気がないようだ。
(いつもの様に『設計はお前の仕事だろ』とでも思っているのか)
このゲートの問題点は2つある。
ひとつは内側が昇りのスロープになっているので、内開きにするには凝った細工が必要になること。
もうひとつは幅4メートル、左右2枚として1枚2メートル×2メートル、頑丈に作ると相当重くなる。
外開きにした際は、扉の下がコンクリート斜面から数十センチ浮く。
これを支えるには大きく頑丈なヒンジ(蝶番)が必要だ。
売ってはいないので自作することになる。
場所は、大潮の満潮時に台風でも来ると波をかぶるような、ハードな条件だ。
このゲートを設計し図面を書き終わると、私の頭に白髪が何10本かは増えており、燃料となるウイスキーボトルが何本かは空になるのだ。
何しろこのフウテンおやじは、建築士じゃなく、ただの器用貧乏だ。