出たッ! こんどはドロパックか?
(ビーチコテージの浄化槽用の穴を掘り始めた)
画像は日の影で見にくいが、堀り初めの頃。
だいぶ前になるが、シーウオール(護岸)作成でビーチを掘っていたら、粘土が出てきた話をした(↓)。
そんな事を忘れかけていたが、今度は『ドロ=泥』が出ちまったのだ。
*調べてみると・・・砂の粒子が16分の1ミリ以下に細かくなると、泥(どろ)という。更に細かい泥をシルト、もっと細かくなると粘土(クレー)と呼ぶらしい。砂の上の大きい順では岩、礫(れき)、砂と続く。
だから、正確に云えば『泥』ではなく『シルト』かも知れない。
屋根葺き作業の最中、コテージの横にトイレ用の浄化槽の穴を掘り始めた。
サイズは縦横2メートル、深さも2メートルだ。
始めは良い色の土が出るので、これはガーデニングの為にとって置く事にして、セメント袋に詰めるよう頼んでおいた(↓)。
そのうちに、土とはいえないものが出始めた。
これはとって置いても園芸用には使えないので、そこら辺に積んでもらった。
細かい砂のような感じである。
色はきれいなアースカラーの薄茶色。
カフェオレ色だ。
そうこうしているうちに今度は何処からともなく、水が湧いてきたのだ。
そしてそれが、湿ってきて粘土のように粘ってきた(↑)。
穴を掘っていて水が湧くのは、よくある事だ。
掘ること=土の重さ=圧=を取り除くことで、解放された水がしみ出てくる。
この水、元はといえば海水で、それが地層で濾過されて湧いてくるのだと思う。
何しろ、砂浜から25mしか離れていない。
経験から言えば、このあたりは後ろの山が低いので地下水の圧も低い。
海の近くでは、真水は出にくい。
この水も、舐めれば少しショッパイだろう。
一般的に山が高く海岸に迫っていると、海岸でも真水が湧くのだ。
条件によっては、海中でも真水が湧く。
・・・余談だった。
職人の足元を見ると、なにやら昔懐かしい『物体』が・・・。
湧き出た水と混ざり、見事な泥となった。
こっ、これは?
昔のあの・・・女子プロレスのイロモノの『泥レス』?みたいじゃないか。
『泥レス』のアクティビティのあるリゾート・・・というのも面白い。
世界各地には、『お祭り』という大義名分で、泥んこ遊びを大っぴらにする地域も数多い。
子供、実は大人も、泥んこ遊びは好きなのだ。
ブルーシートで囲った『泥レス会場』を作って、〔泥レス大会〕エントリーは、若い妙齢の女性ばかりに限れば、少なくとも私は大喜びだ。
そういえば、最近泥レスというのはあるのだろうか?
あまり聞かない。
ン~ン、待てよ?
最近は泥といえば?
そうだ! コイツに決まっている!
(画像のモデルが誰なのかは、敢えて言わない)
これだっ!
『泥パック』だ!
当地セブ島は、何万年だか前に海底が隆起して出来た島だといわれている。
つまりコイツ、この泥の正体は?
何万年前だかの海底の『海泥(うみどろ)』なのだ。
そして水分は、やはり深海の海水が水圧のせいで、地層というフィルターを通して陸地に湧き出した水である。
ネットで、『泥パック』を検索してみた。
この、ウチの泥と同様の氏素性を宣伝文句にした泥が、ネットで洒落たチューブに入れられ、100グラムで2千円前後で売られている。
(ちなみにウチの奥様も一本持っていた。)
オイオイ、ナンダコリャ?
丸儲けではないのだろうか?(←関係者の方、失礼!)
都会の女性というのは、お金の使い方を知らんのか?
100グラムどころか、100キロだってと云うか・・・幾らでも取ることができる。
こりゃフウテンもナントカしないといけないのではないか。
泥レスなどとフザケている場合ではない。
ふんだんに取れるので、顔だけなどとケチな事は言わず『全身海泥(ウミドロ)パック』が出来る。
しかも気候が良いので、一年中屋外のビーチでできるのだ。
泥はすぐ前の海で洗い流せば良い。
元値はと云えば、タダ同然なのだ。
皆様どんなもんでしょうか?
以下、実際に試してみた先のモデルの感想である。
泥(響きが悪いのでこれ以降はクレイ又はパックと言う)。
待つこと10分。
顔がつっばるような感じになってきたので、鏡をのぞいてみると。。。
なっなんと!
顔のシワに忠実にそってひび割れ、乾燥し始めているではありませんか。
こんな醜い顔になってしまって、少々がっかりしながらもさらに待つこと5分。
顔全体が乾燥(写真にのせるにはあまりにも恐ろしい)したので、水で(といっても、熱帯なので30度)洗い流すと。。。。
パックをした直後の肌は、まるでゆで卵のようにツルン。
試しに塗っていた手の甲もツルン。
なんだこりゃ。
さっぱり、そしてしっとり。
しかも。。。。心なしか目の周りの小じわが、目立たなくなったような。。。。
なに、これ。。。。
朝10時ごろパックした私の顔は、夜8時でもすべすべでしっとり。
実はパックを洗い流した後、早速工事現場に行って追加の『ドロ』を確保したのであります。
ウッシッシ、オ~ホッホッホ。