コテージ2号
ビーチ前の、専用テラスを含め60平米のコテージ1号は、完成した。
お次として、隣りにコテージ2号の建設が着々と進行中である。
このコテージは、コテージ1号の内側、つまり海からだと奥まった場所に建設中である。
何しろウチの土地は、幅20メートル長さ100メートルというウナギの寝床。
しかもご丁寧に、中ほどで『く』の字に折れ曲がっている。
インチキフウテン設計士ならずとも、開発にてこずる土地の有りようなのである。
土地の形体を長所に変えるべく、巧く建物の配置を考えないといけないのだ。
私のような頭脳不明晰の場合、1日より1週間、1週間より1ヶ月と、頭の中で試行錯誤して考えれば考えるほど、プランは良くなってくる。
・・・・と私は信じている。
したがってコテージ、レストラン、ダイブショップ、あわよくばプールなどの配置も、あ~だこ~だと半年以上考え、修正に修正を重ねている。
さてその“コテージ2号”である。
鉄筋コンクリート造り。
長い目で見ると、これが1番コスパに長ける。
ほとんど、と云うよりすべて手作業。
1号もクラブハウスも同様。
コンクリートの柱やビーム(梁)は、1号と同じく、壁からはみ出ない長方形とした。
管理人オバチャンのL(上の画像の青Tシャツ)も、たまに手伝う。
“DUPLEX”である。
言ってみれば“長屋”、この場合は2軒長屋である。
ひとつ屋根の下に、2戸の客室を作るのだ。
30平米のこざっぱりした客室(リビング、ベッドルーム&トイレシャワー)を、2部屋である。
クラブハウス側から見ると、こんな感じ。
(完成したコテージ1号は、向こうに隠れている)
寝室は、1号同様に、リビングから独立させることにした。
ウチは、人里離れた辺鄙な場所でなく、村の中にある。
利点が多いが、反面ちょっとにぎやかな時があるのだ。
特に、村人の飼う闘鶏用(&食用)のニワトリの鳴き声が煩い、と言う人がいる。
慣れればどうということはないのだが、静かな日本に住む日本人はまず起こされてしまう。
間仕切り(壁)を増やすのは不本意だが、背に腹はかえられない。
庇(ひさし)の板を張っているところ。
屋根は金属パネル(=トタン)にする。
海岸からは離れるし、あいだにコテージ1号がある。
塩害は少ないと見て、一番機能的な材料にした。
壁は内外ともコンクリートブロックでモルタル仕上げだが、リビングの壁と天井はデザインとして、アマカン(サクサク)シートをさらに貼る。
多少のコストアップ、そして室内がやや暗くなるが、サクサクシートの美しさはそれらを補って余りあると私は思う。
玄関ドアの周囲は壁で囲い、上部はアーチ型と洒落てみた。
コンクリートの型枠合板だらけ。
型枠外して、モルタル仕上げ。
マァざっとこんな感じのコテージ2号である。
完成は、ここから約2ヵ月後となる。