”うんとこしょどっこいしょ”をやってみた・・・後編
(前の記事の続きとなります)
始めてから、気がつくとすでに3日目に突入しました。
ウチの「おおきなかぶ」物語は、果たして完結するのか?
少々あせりが出てきた私は、2人の隣りにいて、無言のプレッシャーをかけることにしました。
そしてようやく昼過ぎに、余分な枝を切り落としたウチの『おおきなかぶ(切株)』は、ロープをかけられることになりました。
本番の「うんどこしょ、どっこいしょ」にそなえます。
このかぶを倒し、力の弱いウチの職人達が引っ張るには、重過ぎるこの木の小枝や葉っぱなどを取り除き、少しでも軽くしなければなりません。
右の黒い影が、主役の『かぶ』。
無事倒せました。
(右の白い建物は1号コテージ)
カットできる枝を入念に調べるリトイとセフェリノ。
ロープを回した。
余談ですが、この大きな木は、近所の村人やウチの職人達の間では、“ホワイトレディー”(=フィリピンで有名な女性の幽霊)が住んでいる、と言われていました。
もっと早く切りたかったのですが、そんなイワク付きの木だったので、なんだかんだと理由をつけては、気弱な職人達は、今まで延ばしに延ばしていたのです。
そんな怖い怖い木。
もしや切り始めたリトイにホワイトレディの霊が乗り移ったり、間違って自分をノコで切ったり、なんてアクシデントでも起こるのか? とちらっと考えたりもしたのですが。。。
そんなことよりも、もっと恐ろしいことが起こってしまいました!
それは。。。。。
↓
↓
↓
↓
恐ろしや、こんなモノ(↓)が出てきました。
分かりにくいですけど・・・
その“ブツ”は、木の枝の間から次から次へと出てきて、最後には8枚にもなってしまいました。
男性用ブリーフ。。。。
説明できないから、こんな恐ろしいことはありません。
ホワイトレディが、食べた男たちの穿いていた下着?・・・か?
木の奥に取り込まれたように、次々と出てきたパンツ・・・
真相はまったく分かりません。
しかし、リトイとセフェリノの努力のお陰で、ウチの「おおきなかぶ」は、なんとか実現できそうです。
おじいさん役は、やはり棟梁エンボイでしょう。
エンボイ、まずは盟友ドドンを呼びます。
こんなふうにロープをつけ。
ドドンはサミーを呼び、角材をテコに使い。
あれがあれを呼び、こっちがアレを呼び。。。。
(うちは人数が多いので、詳細は割愛させていただきます。)
ついにその時が・・・
「うんとこしょ どっこいしょ」
「うんとこしょ どっこいしょ」
ひと休みして さあ、いくぞ!!
うんどこしょ~、どっこいしょ~
まだまだ、かぶは穴から抜けません。
見かねたフウテンおやじも、呼ばれもしないのに参加。
写真は撮れませんでした(私も引っ張っていたので)。
「うんとこしょ どっこいしょ」
「うんとこしょ どっこいしょ」
絵本の最後がねずみ(一番小さい)だったので、ウチではロープの端っこを息子にもたせ、本物の絵本とのバランスをとる・・・というアレンジもしてみました。
「うんとこしょ~、どっこいしょ~」
やっとかぶ(株)は抜けました。
あとは皆で押して、ビーチサイドへ移動。
はい、おしまい。
これで、コテージ1号前のジャマな木がなくなりました。
めでたし、めでたし。
この後、沖に流れて船に当たったら危険なので、ビーチの石垣にロープで繋ぎました。
充分乾燥したら、野外調理の火力(焚火材料)に使います。
[ひらめき]注:管理人のおばちゃん曰く、漁師が洗濯をしたあとのブリーフを木にひっかけてそのまま忘れたのだろうと。。