酔っ払いは昼に現れる
(これが有名な『トゥバ』)
フウテンおやじの妻Mです。(Y=M)
トゥバは、ココナッツの樹液を発酵させたもの。
ココ椰子の木は至る所に無数にあるので、おそらく、トゥバはフィリピンの田舎では最も一般的な酒=安価。
アルコール度数は弱いので、酔うためにはガブガブ飲む必要があります。
ちなみに画像の彼女は、ウチの現場の管理人のおばちゃんで、以下に登場の酔っ払いではありません、念のため。
さて先日、お昼過ぎに現場へ。
「○×△@○×△@○×△@」(←ビサヤ語)
と、ウチの(まだゲートができてない)正面フェンスの横から、男性の大きな声が聞こえてきました。
(なんだこりゃ?)と思ったら、ぬっとひとりのオヤジが現れました。
「○×△@○×△@○×△@」←ビサヤ語。
『who are you? I don’t know you(お前は誰だ?俺はお前のことなんか知らねぇぞ)』
(私だってあんたのこと知らないぞ)と思いながら、そそくさとその場を立ち去った私。
マジメに働いている職人達のところにいき、進行状況などの話をしていると、またしても
「○×△@○×△@○×△@」(←ビサヤ語)と来た。
さきほどのオヤジが舞い戻ってきて、訳のわからないこと(私にとっては)を言ってきました。
そのオヤジを見ないようにして、職人達を盗み見すると、全員聞こえないふり。
聞こえないふり、というよりも全員そのオヤジを無視。
「あいつ、酔っ払ってるんだよ」と、職人の一人がぼそっと教えてくれたのです。
そのうち、その酔っ払い、あっちをフラフラ「○×△@○×△@○×△@」(←ビサヤ語)
こっちをフラフラ「○×△@○×△@○×△@」(←ビサヤ語)をしばらくしていました。
管理人の話によると、朝から近所でトゥバ(ヤシからつくったお酒)を飲んで、すっかりできあがってしまったとのこと。
「普段はすご~くいいヤツなんだけど。。。酒に飲まれるとああなるのよね、全く。。。」
(管理人のおばちゃん談)
その酔っ払い、結局は肝っ玉かぁちゃんに見つかって御用となり、すごすごと家に帰った(連れられていった)らしいです。
次の日、管理人のおばちゃんには「おらぁ、何にも覚えちゃいねぇ」と言っていたとか。。
酔っ払いオヤジがトゥバを飲んでいた日は、朝からものすごくよいお天気で、現場の前の海は穏やか。
鏡のような水面は、特に沖側は濃いブルーが映えた、なんともよろしい海だったのです。。。。
きっとコバルトブルーの海に誘われるように、ついつい飲みすぎてしまったのでしょう。。
ということにしてやるか・・・・オヤジ。。。。。