たまには押しも必要なこの国
上は電話回線の請求書など。
(今回は、私ではなく『とうが立ったビーチガール=私の奥様』の記事、同じく10数年前のお話です)
私、フウテンおやじ妻です。
「まったくもぉ!日本だったら絶対こんなことないのに!」
と頭にきて、つい口に出そうになるいつもの言葉。
しかしそこはぐっと我慢。
なんたってここはフィリピン、日本ではないのです。
今朝もありました。
固定電話代の請求書の送付先が、以前の住所になっているのです。
クラブハウスに引越してきて早2ヶ月。
ここの住所で申請して、電話線の移動をしてもらっているのです。
当然申請は新住所です。
書類関係、申請などなどの担当は私です。
日本と違って、申請書に書かかれてある住所に、実際に“私”が“間違いなく”住んでいるのか確認するため、正式書類などの手続きでは、住所が印刷された電話代の請求書の提示を求められます。
しかも過去2ヶ月分、とか。。
私は引越してから、この電話代の請求書が2ヶ月分たまったところで、ある書類を役所に申請したいと思っているのです。
しかし。。。。またもや古い住所で。。
早速電話会社に住所変更の電話です。
「おはようございます。こちらはグローブ。。。。。」
で始まるこの音声サービスはとても長く・・・・・
「英語でお話になるかたは1を押してください、ビサヤ語の方は。。。。」
1をプッシュ、そのあと延々続くメッセージを聞き、たどりついたカスタマーサービスセンターのオペレーター。
オペレーター「おはようございます。マウイです。」
フウテン妻「もしもし、おはようございます。請求書の住所変更をお願いしたいのですが。」
オ「はい、アカウントの確認をしますので、お名前、ご住所、電話番号を教えてください。」
フ妻「〇〇の〇〇、電話番号は032-〇〇。。。。。」
オ「では少々お待ちください。」
しばらくして。。。。
オ「お待たせいたしました。ご住所の変更ですね。変更は電話では受け付けておりませんので、最寄りのビジネスセンターでお申し込みください」
ここで、“最寄りのビジネスセンターに行ってくれ”、の言葉でカッチ~~~~ン(怒った顔)ときてしまった私。
その後は、込み上げる怒りを極力押さえ、できるだけ優しい声を出しながら・・・・
フ妻「ねぇ、マウイちゃん。最寄のビジネスセンターと行っても、私は田舎に住んでいるのよ。
セブ市に行くのに、バスに乗って3時間もかかるの。
おまけにバス代が値上がりして高いのよ。
しかも、7月に電話線の移動をしてもらったの。
しかも、それは今住んでいる新しい家の住所で申請したの。
それなのに、それなのに、どうして前の住所で請求書がくるわけ?なんできちんと申請したにも関わらず、住所が変わっていないの?」
・・・・と言ってみた。
オ「ご迷惑かけて申し訳ございません。でも住所変更は電話ではできないので、ビジネスセンターに行っていただいて。。。」
フ妻「えっっ?!なんで???? なんで私がお金と時間を使っていかなきゃいけないの? それって完全にそちらのミスよね、マウイちゃん。
それなのに、それなのに、私に最寄りのビジネスセンターに行けっていうの??それはないんじゃないのぉ~?
私はきちんと新しい住所で申請したの。わかる?新しい住所の〇〇〇で。」
と相手が口をはさむスキもあたえず、ちょっとだけ前より声を高くして一気にしゃべってみた。
(少々周りにツバがとんじゃった)
オ「あ。。。。少々お待ちください」
フ妻「どうもありがとう」
少したつと。。。。
オ「お待たせいたしました。それではこちらでビジネスセンターに住所変更のレポートを出しますので」
フ妻「こちらの状況を理解してくれてありがとう。ではよろしくね、マウイちゃん。本当にありがとう」
と、ニヤリとしながら受話器をおく私。
しかし、これで安心してはいけません。
なんたってここはフィリピン。ダブルチェック、トリプルチェックが必要なのです。
次回機会があったときにビジネスセンターに行き、住所が本当に変更されているか“自分で”チェックしないといけません。
この国では自分達で間違えておきながら、お客さんに訂正や変更を平気でやれ、という。
当初はびっくりしながらも、言われるがまましていました。
最近は、私もふてぶてしくなってきたのか?
フィリピンスタイルで、“とりあえず言ってみる”、やってもらえたらラッキー、無理にお願いする精神で、物事対処するようにしています。