地獄?の暑さ
(クラブハウスの屋根、外壁のところ)
暑いです。
熱帯ですから、このぐらいはアタボ~なんですが、マァ夜は涼しく、東京の梅雨時のような蒸し暑さはありません。
さて、まだ外壁を仕上げていない為、2階のビームの下とか、外構の足場の木を壁に差し込んでいる穴がある。
冒頭の画像で云うと、屋根壁の3角のところのブロックに穴をあけて、足場のサポートの材木が貫通している。
その隙間から雨水が2階の天井裏に侵入する。
これでは天井に雨染みが出来るので、2階の天井のペンキ塗りが出来ないのだ。
屋根裏の内側から、壁の隙間と穴をふさぐよう指示した。
しかし、日が悪かった。
その日は朝から空を飛ぶ鳥も落ちそうな、カンカン照りだった。
太陽がすぐ上にありそうな・・・
屋根が熱せられ、屋根裏の温度は推定45度C。
しかも屋根裏は湿度も高く、ムシーッとする暑さだ。
指名された4名は、文句も言わずその”灼熱地獄”に挑んでいった。
というとカッコいいが、ただ単に何も考えていないだけかもしれない。
私フウテンも、作業の指示とチェックのため天井の蓋をあけ登っていった。
私は東南アジアの熱帯生活が長いので、普通の日本人より暑さには強い。
しかし見ているだけでも10分が限度。
汗が流れ落ち、Tシャツやパンツがびっしょり、アタマがボ~っとしてくる。
暗がりで見にくいが、彼らも上半身はだかで汗を噴出しながら作業している。
(暑さは画像では見えない)
(足場材木を抜いて、セメントで穴を塞いだ)
申し訳ない気もするが、ここで同情したりしてはいけない。
普段はラク~な仕事でサボっている連中だ。
私はチョット上がってみては下へ降り息をつき、の繰り返しで様子を見る。
天井板を踏み抜いたり、セメントをこぼしたり、電気配線にダメージを与えないよう、見張りである。
どうせ、のちに外側から分厚いセメント壁を仕上げるので、今は雨水さえ入らなければ良い。
後始末と掃除をさせ(言わないと作業後の掃除はしない=フィリピン流か)、病人が出る前に適当に切り上げさせる。
この作業で、私は電気配線のジャンクションボックスに蓋がしてないのを20個ほど見つけた。
天井裏のボックスの総数が35個だから、半分以上だ。
(奥のボックスには蓋が無い)
一見マジメ、几帳面な仕事をするフリだが、『天井裏じゃ気が付かないだろう』と思ったのか、手を抜いたのだろう。
ジャンクションボックスの中は、電気結線があるので蓋なしで良いわけはない。
(ボックスと同じ数のカバーを買ってあるので、言い訳はさせない)
油断もすきもありゃしない。
早速電気工事をしたSに思い切り文句を言わなくては。
私はこういうセコイごまかしが、一番気にくわない。
ホントにホントに、見ていないと手抜きするお国柄なのである。
そうでない人も、マジメで几帳面な人も居ることはいるが、ごく少数なのだ。
そのかわり、見ている前でもしっかりと手抜きする豪傑も、ごく少数いる。