ナ~ンだッ?・・前編
(???)
コレはなんだと思う?
私もここから始まるとは思わなかった。
「内枠の木型」・・・と言っても判りにくいだろうけど。
最近失策も目立つ棟梁:エンボイの名誉をかけた?”渾身の作”だ。
(外枠の木型)
エンボイひとりで黙々とやっている。
(複雑だ)
やはりエンボイは、リーダシップだけではなく、確かな経験と技術も持っているのだ。
私は「何を作るか」は指示したが、「どうやって作るか」までは、指示できなかった。
何故なら自信が無かった、アイデアが定かではなかったから。
(これはデザインの一部の木型)
ここまででお分かりの方は、まずいらっしゃらないと思う。
これが、こうなっていく。
(地上から、2階屋根の側壁まで上げていく)
(この為だけに、高い足場も組まないとできない)
(地上から8m上の側壁に気型を仮止めする作業)
落ちれば無傷じゃすまない。
フィリピンの田舎なので、日本人オーナーの現場と言えども命綱は当然ないし、足場の材木もあり合わせだ。
(固定するため、周囲にモルタルを飛ばして支えとする)
地上にもモルタルがどっさり落ちてくる。
勿体ないので、以前使った型枠用のベニヤを敷いて回収し、再利用させる。
まだよくお分かりにならないのでは?
では、これでドウだ!
(円周の内枠と外枠の木型を外した)
TVのクイズ番組じゃないが、カタチが少し現れてきた。
(私フウテンオヤジ=黒のランニング&短パン=も上がって作業しながら、細部をチェックする、下からじゃ見えないので)
バカと煙はナンとやらで、私は高いところは好きなのだ。
昔取った杵柄・・・木登り、塀越え、山登り、ガケ登り etc・・・
長くなったので、後編に続けさせて頂きます。