バイオレットな生き物たち
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ルリヤッコ (Two-spined Angelfish, Coral Beauty, Dusky Angelfish)
私の好きな色のひとつ、バイオレット(スミレ色)。
バイオレットは、とても魅力的な色のひとつだと思います。
虹のカラーのひとつ”紫”は、ニュートンが定義したので、英語名で表記される時は“パープル”(紫色)ではなく“バイオレット”(すみれ色)となるそうです。
そんな素敵なカラー、バイオレット、水中ではこんなふうにあちらこちらで見ることができるんです。
(今日出演の海の生物はあくまでも私の好みを優先しております、あしからず。
キンチャクダイ科です。
この魚、広範囲に渡り、水中で会うことができますが、地域によっては多少色彩が変わってきます。
フィリピンでは上記のように赤とバイオレット(ほとんどブルーに近いですが。。)が素敵なコンビネーションになります。
マーシャル諸島ではこの赤が黄色っぽく変化し、インドネシア近辺では全体がブルーになるようです。
このルリヤッコ、浅場の日の当たる所で見ると更に綺麗です。
パ~プルビュ~ティ (Purple Queen, Amethyst Anthrias, Sailfin Anthias)
セブではいたるところで見られる、こんなに綺麗でも普通種なのです。
英語名が“パープルクィ~ン”(紫の女王)といわれるだけあって、水中でこの魚だけぼーっと見ていてもいいぐらい綺麗です。
この全体の紫がかった色に背びれの薄い赤や目の周りのうすオレンジの微妙なコンビネーションが最高です。
オスとメスでは色の入り具合が違います。
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ベラ代表のツユベラ (Yellowtail Coris)。
全体的にバイオレット、というわけではないのですが、体の後半部の色のグラデーションと、ブルーとバイオレットの中間のような色のスポットが、いつ見ても綺麗だと思うのです。
ご参考までにこの魚の幼魚は・・・
このようなオレンジっぽい色から、段々成長し、色彩豊かな成魚へと変身していくのです。
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エビ代表。
バイオレットボクサーシュリンプ (Zanzibar Boxer Shrimp)。
これはオトヒメエビの仲間です。
このボディのバイオレットが、またなんともよくて。。。
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バブルコーラルシュリンプ (Bubble Coral Shrimp)。
ミズタマサンゴと共生しています。
折れそうなぐらいに細い手足ですが、見てください、このたまらなくひかえめなバイオレットを。。。
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ウミウシ代表 シンデレラウミウシ。
もう何もいうことはありません。
フィリピンでは結構見られる、美しいウミウシのひとつです。
いかがでしょうか?
次回は何色をテーマにしようかな~。