夏が来た(=アミハン終わった)
(アミハンの吹く海)
季節風(アミハン)が終わった
フィリピンの海で云う、『アミハン』=北寄りの季節風が終わった。
(*このダイアリーは2008年3月下旬の頃です)
毎年、年末から今ごろまで吹くこの風は、海を波立てる。
云わば、”冬の風”だ・・・熱帯のセブに(日本のような)冬はないが。
例えばダイビングで、バリカサグ(このエリアの有名ダイブサイト)など向かう時、この風が強く吹くとボートは舳先に打ち寄せる波で、えらいこっちゃと難儀する。
フィリピンの全国的な2大イベントは、クリスマスとホーリーウイーク(4月頃の”復活祭”)だが、この風は、クリスマスの頃に吹き始め、ホーリーウイークの頃止むのだ。
今年もお約束どおり、ホーリーウイーク前から落ち着き、3月23日の連休最終日には、ごらんのような穏やかな海に戻った。
ホーリーウィーク頃、ウチの海は夏になる。
年間で一番暑い季節の始まりだ。
学校もすでに夏休みのところも多い。
日中の日なたは、強烈な太陽となるが、日陰に入ればけっこう涼しい。
東京辺りの夏と違い、カラッと暑い。
湿度が低いからだ。
都会は別として、木陰で風でもあれば、心地良く、気分は最高だ。
(現場から海を臨む)
しかし現場での力仕事には、これから大変。
フィリピン人は、大汗かいたり、熱射病にかかるほどは働かないが、早く屋根を張ってあげないと可哀想かも。
何はともあれ、この季節にヤシの木が一年中でいちばん生き活きとして輝く。
私は大好きな季節?だ。
東南アジアの島の熱帯の真夏。
これを満喫したくて、私は日本を離れて来たのだった。
(*そしてこの時点で十数年経っていた)
人の身体を形づくる細胞は、7年で全部入れ替わると誰かが言っていた。
そうすると日本男児の私の身体は、とっくのとうに100%”メイド・イン・フィリピン”なのだ。
嬉しいやら、悲しいやら。
(*同じフィリピンの島でも、たとえプーケットとかでも、観光とかマリンスポーツをするベストシーズンは、場所場所によって違います。いわゆるアジアのモンスーン期。 大雑把に言ってですが、ビーチ遊びは、風が陸風か海風かで決まると思います。)