フウテンおやじとは
(ウチの前に繋がれた誰かのヤギ)
(*このブロブは”クロニクル”。 当時、つまり10数年前の記録から綴った記事であり画像である。)
今(=当時)フィリピンでは、主食の米やとうもろこしの粉の値段が上がって、庶民は困窮している。
その他もろもろの物価もメキメキ上がっているのに、日当は変わらず。
ひと事ながら、生活は大丈夫なのか?と心配になってしまう。
貧困層からのし上がり、一流会社の役職持ちや海外の出稼ぎで成り立つ中間富裕層が増えてきてはいる。
しかし、大方フィリピンは、90%の貧困層と、0.00何%かのケタ外れの金持ち支配者階級から成立している。
今のままでは、このフィリピンは少しも変われない。
国を良くする根本は、正しい教育だ、と私は思う。
教師の育成からはじめ、システムや制度の改革に取り組まないといけない。
効果が現れるのに、最低20年はかかるだろうが、やるべきである。
でも指導者が、シドイ者の支配者階級だから大変困難だろう。
そこで・・・・・・・
お~っと、フウテンの分際でこんなこと考えていてはいけなかった。
分不相応だ。
私は、”フウテンおやじ”である。
フラフラと足元だけを見つめて旅し、ポツリポツリと道端の小石を拾って歩くような人生を送って死ねばいいのだ。
広く世間を見渡したり、上を見てはいけない。
現在のインチキ現場監督&リゾート立ち上げミッションも、世を忍ぶ仮の姿なのだ!
『フウテン』とは、世間様に無益かつまた無害。
人畜無害な存在でなくてはいけないと私は思う。
無益であることは成り易いが、無害であることは、成り難い。
現実は浮世にどっぷりと漬かり、些細なことに一喜一憂し、時に人の心を傷つけ、人様にご迷惑をおかけしている。
フウテン修行、ン十年。
すでに『おやじ』には充分なってしまったが、『フウテン』とはちょっと違うと思うのだ。
フウテンおやじへの道、いまだ遥かなり。