天井扇
“シーリングファン”。
日本語で言えば、『天井扇』となるらしい。
トロピカルを演出するためには、必要欠くべからざるアイテムである。
セブ島マクタンのホテルやレストランでもよく見かける。
私もけっこう、シーリングファンは好きだ。
ところがこのシーリングファン、見栄えはいいのだが欠点もある。
まずそんなに見た目ほど、ガラのわりには、涼しくないということ。
これはプロペラの形や材質上やむを得ないのだが、さらにうんと高い位置に取り付けたりすると致命的だ。
人のいるところまで風が届いてくれない(逆回転という手もあるが)。
そして、取り付け方の上手い下手もあるが、つまり振動が出て揺れて、ひどいと今にも落ちてきそうで、怖くて下にいられないのだ。
特にフィリピンでは、日本と比較すれば電気製品の質は落ちるから(その割には値段は日本と同じかそれ以上だが)、主にこの2点に注意して取り付ける。
これはクラブハウス、キタローキャビネットの横のシーリングファン。
コテージのほうは、照明は別にあるので、ランプ無しのファンだけの物を買ってきた。
そして画像のように、コンクリートビームに直接でなく、固い古材木でバンドを組んでビームを巻き、その木に取り付けた。
こうしたほうが振動に強いし、たとえ重さ100キロでも耐えるだろう。
試運転すると、レベル3で強く回しても本体は微動だにしない。
色も周囲とマッチして、ごく自然だ。
成功。