例によって停電
今朝の夜明け前の海。
昨日は、朝8時から夕方4時まで停電でした。
稀に、こういう(↓)事があります。
突発的な停電とは違い、あらかじめアナウンスカーが回り、予告します。
『設備のメンテナンスのため・・』だそうですが、私には信じられません。
何事も、たとえば車なんかも壊れてから修理、壊れるまでは何もしないというお国柄ですから、俄かに『メンテ』なんて云われると、「ウッソ~だろう」という気がいたします。
どこかで大物有力者のパーティーでもやって、バカ騒ぎの予定あり、でキャパを超えて停電したら・・・『面倒だから(他は)止めちまえ~っ!』・・・などと勘ぐりたくなります。
それにしても、フィリピンの電力事情も最近は良くなりました。
停電が大変少なくなりました。
有り難いことです。
ですが片田舎では、日本のように、ほぼ完全に安定供給と云うことには、あと50年たっても無理のような気がします。
停電は英語では『ブラックアウト(blackout)』と言いますが、フィリピンでは『ブラウンアウト(brownout)』がメインです。
電気が来なくなるのではなく、来るけど電圧が下がる。
定格220ボルトが、ひどいときには40ボルトくらいになります。
そういう時は、電化製品に負担がかかり故障するので、ブレーカーを落とします。
白熱電球なら、暗くなるだけですが、最近の家電は、低電圧だと作動しないか壊れることが多い。
(ですから冷蔵庫などは、普段から、電源にトランスをかませ使用します)
電気、ガス、飲める水道、道路舗装、病院、お店、スーパー、公園、無料トイレ・・・・だいたい、どこに行ってもあるのが当たり前という日本が、世界的にはむしろ『スペシャル』でございます。
ご先祖や諸先輩たちに感謝ですね。
未来の日本は、どうなるか分かりませんが。
お座敷から、海を臨む。
資材が届かず、屋根葺きは進んでいません。
ですが、他の作業は続けます。
工事を止めることはできません。
止めれば、スタッフとその家族の収入がなくなります。
待っていらっしゃる方々もいるリゾートの完成が、それだけ遅れます。